2021/08/13
『投資信託でおすすめの本を知りたい!』という方のために、おすすめの投資本を厳選しました。
積立投資をはじめてみたいと思っていても、よくわからないまま投資をスタートするのも怖いと思います。
読んで役にたつのは大前提。トレンドもおさえつつ、用途別に新たな発見や抱えている問題のヒントが見つかりそうな本をご紹介します。
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初心者向けの本で学びたい
お金に強くなる!ハンディ版
「銀行などの〝お金のプロ〟に投資の相談をしてはいけません」、「生命保険に入る必要は基本的にありません」など、基本的なお金の知識を知っていますか。
経済評論家の山崎元さんが、48のお金の基礎知識を図解でわかりやすく教えてくれます。
お金の知恵を身につけることで、お金で損をしない体質をつくることができます。お金の基本がコンパクトにまとまっています。
図解版とハンディ版がありますが、個人的にはハンディ版が読みやすくて好みです。お金のことを学ぶなら最初の1冊目としておすすめです。
貯金感覚でできる3000円投資生活デラックス
投資は難しそうだし、投資信託といってもどれを選んだらいいかわからない…そう思っている人に、この本はバランス型投信1つではじめるというシンプルな解決方法を提案してくれます。
シリーズ累計70万部を突破した横山光昭さんのベストセラーです。
読むなら最新版の「貯金感覚でできる3000円投資生活デラックス」がいいでしょう。
具体的な投資方法はもちろんのこと、絶対にやってはいけない投資とお金の使い方も紹介されていますので、投資がはじめての方も納得しながら投資生活に入ることができます。
難しいことは一切抜きです。それでも、積立投資がはじめられることを教えてくれる本として、よくできていると思います。
マイナス金利でも、お金はちゃんと増やせます。
投資をする前にすべきことがあります。それは、世の中の情報に惑わされず、損をしないということです。
この本では「『保険』と『ローン』は人生の二大無駄」と、保険とローンをばっさり切ってくれています。
お金を増やす前に、不必要に損をしないことです。損をしていては、いつまでもお金は増えません。
お金の基本原則をやさしく教えてくれる貴重な一冊です。
本格的にインデックス投資を勉強したい
改訂版 お金は寝かせて増やしなさい
インデックス投資の基本を理解するなら、ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の水瀬ケンイチさんのこの一冊です。
インデックスファンドを使った積立投資は、「下落相場を乗り越えて成果をだす投資法」です。下落相場を乗り越えることが前提になりますので、下落相場の考え方を身につけているかどうかで、投資の日々は大きく違ってきます。
また、15年にわかるインデックスファンドの積立を通じた実践記は、読者も過去を追体験できる貴重な記録です。
「おすすめの投資本のなかで今1冊だけ買うとしたらどれがいい?」と聞かれたら、私ならこれを推薦します。はじめての人からベテランまで幅広く対応できるオールマイティーな内容になっています。
2024年には改訂版でパワーアップしました。積立投資をはじめるなら是非とも目を通しておきたい一冊です。
忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術
積立投資をはじめるときに、私が最も参考にした本です。毎月5万円をインデックス投資でポートフォリオを組んで積み立てることで、30年後に7000万円をつくることを目指す内容になっています。
インデックス投信を選ぶ、給与振込口座から掛金を自動的に引き落としにする、しくみが投資信託を買い付けるなど、積立投資の仕方を具体的に教えてくれます。インデックス投資アドバイザーのカン・チュンドさんがわかりやすく教えてくれます。
2009年の本ですが、基本的なポイントは変わっていません。私のなかでは今もナンバー1の一冊です。
全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
インデックス投資の基本を学ぶことができます。山崎元さんと水瀬ケンイチさんの共著です。新書ながら積立投資の深いところまで書かれています。
2人の著者で見解が違うところなどもあってそれも勉強になります。投資の正解は必ずしも1つではないことに気づけます。
個人的におすすめのパートは、「運用中の心がまえと注意点」です。株価が急落して不安なときにどうすればいいかを書いた本はそう多くありません。
2022年3月に第3版として全面改訂されて出版されました。
新書で手軽に読めるのが本書の大きなメリットです。
下落相場で不安になったときに、この本は真価を発揮します。
投資を実践する人の話を知りたい
臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話
これから投資をはじめる人にとっては、個人投資家の実践記録が一番参考になる教材です。これから積立投資をはじめる人がその方法を考えるときに、これほど適切な本は今までになかったと思います。
具体的な投資信託の商品名も紹介されていますので、どんな投資信託を選べばいいのかという点も参考にすることができます。投資がはじめての人を積立投資に導く工夫が随所に組み込まれています。
竹川美奈子さんの本は読みやすいです。わかりやすく書かれているので、どうすればいいかがよくわかります。
マンガーの投資術
山崎元さんが『バフェットの右腕+左脳』と評するチャーリー・マンガーの投資術を書いた一冊です。
積立投資の本ではありませんが、この1冊を読むことで、チャーリー・マンガーの哲学・思考・技術を学ぶことができます。
積立投資でも、暴落のときには評価額は下がることになります。そんなときにどう考えたらいいのか、長期投資のポイントが書かれています。
投資初心者から1歩をふみだすときに、チャーリー・マンガーの知恵を参考にすることができます。
お金と人生について学びたい
私の財産告白
投資本というより、人の生き方を教えてくれる本多静六の本です。若いときに挫折し、その後に勉学に励んで東京大学の教授になり、大きな財産を築いた本多静六の考え方を知ることができます。
仕事を一所懸命にやることが重要であり、職業を道楽化するまでに打ち込むことが、普通の人が自己を大成する唯一の道であるといいます。毎月の収入のうち4分の1は天引き貯金し、臨時収入は基本的に全額貯金にするというのが、本多静六の資産形成の根幹です。
一般人がお金持ちになる方法は、基本的には時代が変わっても変わらないことを教えてくれます。渋沢栄一も認めた「誰でも確かな財産を築く方法」が書かれています。若い方に読んでほしい一冊です。
本多静六の「私の財産告白」は、kindle読み放題サービス「kindle unlimited」の対象です。
30日の無料お試し期間を利用して読むのもひとつです。
投資の名著で勉強したい
ウォール街のランダム・ウォーカー
150万部を超える不朽の古典的名著です。米国の経済学者バートン・マルキール氏は、出版した1973年から一貫して次のように主張しています。
それは、「個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買ってじっと待っているほうが、はるかによい結果を生む」というものです。
インデックス投資のバイブルです。分厚い書籍で難しく感じる部分もあるかもしれませんが、読み応えがあって学びが多いです。
時間があるときに一気に読みふけりたい一冊です。
敗者のゲーム
米国の投資コンサルタントのチャールズ・エリス氏が書いたベストセラーです。「インデックス投資」の本として有名な本です。
タイトルが指摘するように、株式の運用というものは、プロの機関投資家でも失敗したら負ける「敗者のゲーム」です。
そして、インデックスファンドのメリットが理解できます。「インデックス・ファンドを使えば、『ドリーム・チーム』のスタッフを抱えるのと同じメリットが得られる。」のです。インデックスファンドは知れば知るほど便利なツールです。
インデックスファンドのメリットについて理論的に知りたいという方に必読の一冊です。
おすすめの本で投資信託の基本を身につけよう
投資がうまくいくためには、いい本に出会うことが出発点です。
初心者の方はご存知ないかもしれませんが、書店の投資関連のコーナーは玉石混淆です。
間違った本を手にとらないことが資産形成の第一歩です。学校では教えてくれない重要なポイントです。
お金の知恵は人生の武器になります。
いい本に出会って、正しい知識を身につけたいですね。
以上、投資信託がわかるおすすめの投資本11選!…という話題でした。
参考リンク:
金融庁が2018年に投資本のアンケートを実施しました。投票が集まった厳選された10冊です。この10冊の何冊かを読むだけでマネーリテラシーは相当向上すると思います。
iDeCoについては別にまとめています。iDeCoは制度が少し複雑ですが、良質な本を手にとることが最良の解決法です。
kindleの読み放題サービスで投資本を読むという方法もあります。読み放題サービスでも良書が揃っています。