2021/08/13
「つみたてNISAフェスティバル2018」が大盛況のうちに終了しました。
金融庁が募集していた「はじめて投資をする人へ読んでほしいおススメの一冊」に私も応募しました。
ベスト10のランキングに入ったのはどんな本なのか、振り返ってみたいと思います。ついでに私自身が投票した3冊もご紹介したいと思います。
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初めての投資!おススメの一冊ベスト10
今回のお題は、「はじめて投資をする人へ読んでほしい投資本」というお題です。
まず結果を確認しましょう。ベスト10はこの10冊でした。
第1位 お金は寝かせて増やしなさい
断トツの第1位は、水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」です。
既存の投資信託おすすめ本との大きな違いは著者の長期間に渡る実体験が細かく収録されている点
実体験が個人投資家の心に響きました。多くの人に読んでほしい1冊になっています。
第2位 敗者のゲーム
第2位は、チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」です。
日本人の資産運用に対する常識である「タイミング投資」を否定し、長期投資の方が遥かに優れていて選択した方が良いことが納得出来る本。
私も好きな一冊です。投資は「敗者のゲーム」です。負けない投資をすることが重要であることを教えてくれます。
第3位 ウォール街のランダム・ウォーカー
第3位はバートン・マルキール「ウォール街のランダム・ウォーカー」です。
1973年の初版から45年もの間、改訂を重ねな がら読み継がれている古典的名著。改訂のたびに内容が進化。内容は深いが結論はシンプル「ただインデックスファンドを買ってじっと待て」
株式投資のバイブルです。私は初めて読んだときに目から鱗でした。何度読み返しても新たな発見があるまさにバイブルです。
第4位 投資家がお金よりも大切にしていること
第4位は、藤野英人さんの「投資家がお金よりも大切にしていること」です。
人生変わりました。お金が投資を通じて社会と繋がっている点、貯金大好きな人の金の価値観を変えてくれ ると思う。
私も今回読みましたが、「投資」というものに対して抵抗意識がある人に読んでほしい本です。高校生や大学生の必読書にしたら、世の中変わりそうですね。
第5位 全面改訂 ほったらかし投資術
第5位は、山崎元さんと水瀬ケンイチさんがタッグを組んだ「全面改訂ほったらかし投資術」です。
まずは黒字体質の家計を作り、次に生活防衛費を確保すること、それができてから、投機とも ギャンブルとも異なる長期投資に取り組むことなど、投資以前の、一生を通じたお金の取り扱 いを初めて意識させてくれた本。余裕資金を定 期預金に寝かせておくだけではなく、投資した方がいいということが腹に落ちた。
この本が積立投資をはじめるきっかけになったという人も多いのではないかと思います。
第5位 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
第5位は、山崎元さんと大橋弘祐さんの「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」です。
お金の運用のやり方がわからない人、知識 がない人でも具体的な方法が説明されていて、この本を読んでいれば、すぐにでも投資を実行できる本だと思いました。
この本は、笑いのツボがきっちりセットされていて、おもしろく学べます。タイトル通りで、難しいことをわからないままでも、投資をすることができる一冊です。
第5位 臆病な人でもうまくいく投資法
同じく第5位は、竹川美奈子さんの「臆病な人でもうまくいく投資法」です。
つみたて投資による資産形成は長い旅のよ うなもの。旅の仕方は人それぞれですが、 どんな風に旅をすすめているか、その体験談を実際の旅人、まさに今、旅の途中の人たちから聞くことができる。
これから投資をはじめる人にとっては、個人投資家の実践記録が一番参考になる教材です。これから積立投資をはじめる人がその方法を考えるときに、これほど適切な本は今までになかったと思います。
個人投資家の体験談を知ることができる貴重な一冊です。
第8位 忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術
第8位は、カン・チュンドさんの「忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術」です。
出版からずい分経っているが、積立投資の 入口から出口まできっちり書かれている親 切な一冊。初心者でもきちんと腑に落ちるように書かれているので、まずコレ!な一冊。
私が積立投資をスタートできたのは、この本と出会えたからです。2009年発売の本ですが、いまだに色褪せない一冊です。
第8位 全面改訂 超簡単 お金の運用術
同じく第8位は、山崎元さんの「全面改訂 超簡単 お金の運用術」です。
旅の過程を楽しむことよりも、さっさと目 的地に着くことを最優先に考えたい方には、 この一冊。
ズバッと結論を書いてあります。山崎元さんらしいまとめ方で、これを読めば迷うことなくお金の運用がスタートできます。
第8位 お金に強くなる!
同じく第8位は、山崎元さんの「お金に強くなる!」です。
投資にお金を回すようにするためには、自 分の支出を見直す必要があります。 親の世代の常識打ち破るため、また支出全体を見直せるような内容を盛り込んだ本として良いのではないかと思い1番目に推薦しました。
私もこの本が好きです。まず、投資をする前に知っておいたほうがいいお金の知恵があります。多くの人に読んでほしい一冊です。
私が投票したのはこの3冊
では、私が投票した3冊もご紹介したいと思います。
いろいろ考えてこの3冊に投票しました。
お金は寝かせて増やしなさい
はい。1位の水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」です。
私も1票入れました。はじめて投資をする人はもちろん、投資経験の長いベテランでも大いに参考になる一冊です。
15年投資するとどうなるかを追体験できるのがこの本の最大の特徴です。そこから下落相場の考え方を学ぶことができます。
積立投資は「下落相場を乗り越えて利益をだす投資法」だということを教えてくれます。
満場一致の1位でした。
【改訂新版】個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門
2冊目は、竹川美奈子さんの「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門」に投票しました。
投資をはじめたら「つみたてNISA」とともに考えたいのが、所得税控除のメリットがある個人型確定拠出年金iDeCoです。
「つみたてNISA」は地雷商品が排除されていてわかりやすいのですが、iDeCoは金融機関選びも重要ですし、金融機関によっては「地雷商品」がたくさん入っています。
iDeCoには道しるべが必要です。道しるべになる本として、竹川美奈子さんのこの本に1票を入れました。
ウォール街のランダム・ウォーカー
最後は、バートン・マルキール教授の「ウォール街のランダム・ウォーカー」です。3位に入りましたね。
はじめて投資する人への1冊ですので、用途としては少し内容が重いかなと思ったのですが、やはり株式投資のバイブル的一冊は外せないと思って投票しました。
「はじめて投資をする人」には難しく感じるかもしれませんが、結局バイブルとなるこの本を早めに読んだほうが、投資の理解への近道です。
分厚くて難しく感じるという方は、14章と15章を読んで結論を先取りするだけでも勉強になります。
投資の方針に迷ったときには、私は結局この一冊にもどっています。
「すべらない投資本」で学ぼう
この3冊を読めば違った世界が見えてくると思いますし、ベスト10もいい本揃いです。
気をつけたいのは、本屋さんの投資本コーナーは玉石混淆だということです。決して間違った本を手にとらないようにしましょう。
ランキングを参考にして「すべらない投資本」で最初の一歩を踏み出せるといいですね。
以上、金融庁の「初めての投資!おススメの一冊ベスト10」と私の3選…という話題でした。
参考リンク:
私が好きな投資本はこの11冊です。そのうち7冊は今回のランキングと重なっています。どれもためになります。
水瀬ケンイチさんの本はよくできています。マンガもインパクトがあって楽しいです。ぜひ手にとってください。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」のバートン・マルキール教授の姿はYoutubeで見ることができます。私は語る笑顔と人柄が好きで、一気にファンになりました。