2021/08/13
三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim」シリーズの3つのファンドを再び信託報酬を引き下げました。
プレスリリースもでています。
先日のニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬引き下げに対抗する形になります。
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ニッセイAMの<購入・換金手数料なし>シリーズと同率に
今回の信託報酬の引き下げは、下記のとおりです(いずれも税抜)。2018年7月25日実施予定です。
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.1095%→0.1090%
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス 0.190%→0.189%
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 0.160%→0.159%
「eMAXIS Slim」シリーズの特徴は、業界最低水準の運用コストを目指し続けるところにあります。
今回のプレスリリースにはこのような説明があります。
以下の引き下げは6月29日時点における他社類似ファンドの情報を元に決定されたものです。今後も引き続き、他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、業界最低水準の運用コストをめざします。
6月29日時点における他社類似ファンドというのが、ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>」シリーズです。信託報酬引き下げが6月29日に発表されました。7月13日と8月21日に実施予定です。
それが、三菱UFJ国際投信はこの水準と同率に引き下げました。7月25 日の実施です。
これでニッセイの「<購入・換金手数料なし>」シリーズと横並びになりました。
ニッセイは単独1位の状況をつぶされた形になります。
わかりやすいライバル関係です。
わずか5日で追随する三菱UFJ投信
ニッセイAMが6月29日にプレスリリースをだして、三菱UFJ投信はその5日後に同率に追随しました。
わずか5日です。
信託報酬の引き下げには、販売会社などの関係会社に同意をとる必要があるそうですが、あっという間に対応できるような体制にしているのですね。
サッカーでいえば、しつこいくらいのマンツーマンです。マラソンでいえば、横にぴったりつく感じでしょうか。今回は前にでずに横並びです。
ねちっこい三菱UFJ投信の戦略です。
最近、こういうわかりやすい業界のライバル関係はそれほど多くないので、おもしろいですね。
ニッセイAMも腕組みをしながら苦笑いでしょう。信託報酬の引き下げを可能とする効率的な運用を目指しつつ、ブランド価値を高めていくのが最善の道かもしれませんね。
2社ともぜひ頑張ってほしいと思います。
以上、「eMAXIS Slim」の先進国株式・新興国株式・8資産均等の3ファンドが信託報酬引き下げ!…という話題でした。
参考リンク:
各資産クラスでどのインデックスファンドが最安かを知りたいという方はこちらを参考にしてください。最新情報を反映しています。
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」という新シリーズの特徴は、ライバル各社に連動して信託報酬を業界最低水準を目指し続ける点にあります。
信託報酬引き下げがブランド価値を高めます。「eMAXIS Slim」シリーズも、これでブランド価値を一歩高めたことになります。