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「つみたてNISA」おすすめ金融機関を徹底比較!

time 更新日:  time 公開日:2019/12/22
「つみたてNISA」おすすめ金融機関を徹底比較!

『つみたてNISAをはじめたいけど、どこの証券会社で銘柄は何がいいんだろう…』と思う方も多いと思います。

そこで今回は、積立投資でおすすめの銘柄と口座はどこなのかを徹底比較してみました。

この記事を読んでいただければ、おすすめの銘柄と口座開設すべき証券会社がわかります。「つみたてNISA」をスタートする際の参考になれば幸いです。

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500社以上の金融機関を比較して1社を選ぶ

投資信託を買えるのは、販売会社とよばれる金融機関です。

1998年に銀行での投資信託の販売が解禁されたことを皮切りに、銀行や生命保険、損害保険会社、信用金庫、信用組合、農業協同組合、郵便局などが参入し、今では投資信託を販売する会社が500社以上あります。

金融機関を選ぶ際には、次の3つのポイントを確認するといいと思います。

  1. 低コストの投資信託を取り扱っているか
  2. 給与振込口座からの引き落としが可能か
  3. 投資信託保有でポイントがつくか

以下では、この3つのポイントについて具体的にみていきたいと思います。

低コストの投資信託を取り扱っているか

投資信託には2つの手数料がかかる

最初に確認したいのは、その金融機関が低コストの投資信託を取り扱っているかどうかです。

投資信託には、購入時手数料信託報酬という2つの手数料がかかります。

購入時手数料というのは、投資信託を購入するときにかかる手数料のことです。ネット証券ならノーロード(無料)になっている投資信託も多くなっています。

信託報酬というのは、かんたんにいえば毎日かかる投資信託の手数料のことです。見かけのいい投資信託でも、信託報酬が高いとリターンをあげるのは難しくなります。

投資のリターンを増やす確実な方法は、投資にかかる手数料を引き下げることです。

かつては年率2%程度のものが一般的でしたが、昨今のインデックスファンドの価格競争で0.1%程度の低コストのものが現れています。

積立投資をするなら、ノーロードで購入でき、信託報酬が低い投資信託を取り扱っている金融機関を選ぶことが必須の条件です。

代表的な低コストのインデックスファンドを購入できるか

では、どこの金融機関であれば、低コストのインデックスファンドを購入できるのでしょうか。

低コストのインデックスファンドシリーズの全てのラインアップと、横山光昭さんの『はじめての人のための3,000円投資生活』で紹介されている2つのバランス型投資信託、そして、1本で全世界に投資できる全世界株式インデックスファンドを購入できることを考えてみます。

代表的なインデックスファンドは次のとおりです。

低コストインデックスファンドシリーズ

バランス型投資信託

全世界株式インデックスファンド

これらの低コストのインデックスファンドがすべて買える金融機関なら、安心ということになります。

上記のすべてのラインアップが買えるのは、金融機関約500社以上のうち下記の6社です。

これから積立投資をはじめる方はこの結果に驚くかもしれませんが、上記のすべての商品が購入できる証券会社はこの6社です。

さまざまな低コストのインデックスファンドを確実に購入できるのは一部の証券会社に限られます。

積立投資をするなら、低コストのインデックスファンドが確実に購入できるネット証券を選ぶことが必須の条件です。

「つみたてNISA」おすすめの証券会社を比較

積立投資をはじめるなら「つみたてNISA」を活用して、非課税のメリットを味方につけたいところです。

「つみたてNISA」のメリットは下記のとおりです。

「つみたてNISA」のメリット

  • 運用益が非課税
  • 非課税投資枠は年間40万円
  • 非課税期間が20年と長い(一般NISAは5年)
  • 金融庁が地雷商品を除去してくれている
  • 少額から積立で資産形成ができる

「つみたてNISA」は年間40万円、非課税期間20年で投資ができて、運用益が非課税になります。

「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらかを選ぶことになりますが、積立投資で資産形成をするなら「つみたてNISA」です。

「一般NISA」は5年の運用期間ですが、「つみたてNISA」なら20年の運用期間がありますので、長期で資産形成に取り組むことができます。

「つみたてNISA」のラインアップは各社で異なります。店舗型の銀行では、わずか数本の投資信託しか選べないというところが多くなっていますので、幅広く商品を揃えている金融機関にしましょう。

「つみたてNISA」に対応する証券会社で幅広く商品を揃えているのはこの2社です。

「つみたてNISA」の取扱本数はこの3社が優れていますので、低コスト商品を選べるこの2社から選ぶのがいいでしょう。

では、2社の特徴についてもう少し見ていくことにしましょう。

給与振込口座からの引き落としが可能か

積立投資で重要になるのは、自分の給与振込口座から自動で引き落として投資信託を自動で購入できることです。

資産形成がうまくいくためには、「ほったらかし」で積立投資ができることが重要です。

そのためには、給与が振り込まれる口座から自動で引き落としができる証券会社を選ぶようにしましょう。

楽天証券の引き落とし可能な金融機関

楽天証券の自動で引き落とし可能な金融機関は、都市銀行5行、ゆうちょ銀行、地方銀行など約200行です。

楽天証券は100円から投資信託を購入できます。積立設定も100円からできます。

楽天証券は、証券口座、楽天カード、楽天銀行、その他金融機関からの引き落としの4種類から選べます。

楽天証券が便利なのは、楽天カード経由での自動積立設定も用意されているところです。

楽天カードに引き落とし口座を設定すれば、基本的にどこの金融機関でも積立設定が実現できます。

SBI証券の引き落とし可能な金融機関

SBI証券の自動で引き落とし可能な金融機関は、都市銀行5行を含め、地方銀行、信用金庫などあわせて全国280社以上です。

SBI証券は100円から投資信託を購入できます。積立設定も100円からできます。

ネット証券のなかで対応可能な金融機関が最も多いのがSBI証券です。

投資信託保有でポイントがつくか

最後は、投資信託保有でポイントがつくかという点です。

積立投資をすると、投資信託の残高に応じてポイントがもらえます。あくまでおまけですがポイントサービスも確認したいと思います。

楽天証券のポイントサービス

ハッピープログラムで楽天スーパーポイント付与

楽天証券は、楽天銀行の口座開設してハッピープログラムに登録すると、楽天スーパーポイントが付与されます。

楽天カードの積立でポイント還元

楽天カードを通じた積立を行うことで、楽天ポイントが付与されます。

2022年9月買付分より、楽天クレジットカード決済でのポイント還元率が銘柄によって「1%もしくは0.2%」へ変更されます。

信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)未満のファンドについては、0.2%のポイント付与率になります。

低コストのインデックスファンドのポイント付与率は小さくなりますが、積立によって楽天ポイントが付与されますので、メリットは依然として大きいと思います。

 

SBI証券のポイントサービス

SBI証券のポイントサービスは、投資信託によってポイントが変わってきます。

SBI証券も、楽天証券と同様、ポイント付与率が購入する投資信託によって変わってきます。

ポイント付与率はSBI証券のサイトで確認できますので、SBI証券を利用するなら事前に確認しておきたいところです。

また、SBI証券では、三井住友カードで積立設定をすると、0.5%からVポイントの付与があります。

楽天証券なら日経新聞が無料

さらに楽天証券の場合、日経新聞をスマホやパソコンで無料で読むことができます。

日経テレコンでその日の朝刊、夕刊はもちろん、過去の記事も検索して読むこともできます。日経新聞が無料で読めるのは楽天証券のメリットです。

楽天証券の口座を開設して条件をクリアすれば、無料で日経新聞を読むことができます。これは大きなメリットです。

楽天証券で無料で日経新聞を読む方法については、別記事を参考にしてください。

 

つみたてNISAでおすすめの証券会社:比較まとめ

ここまで3つの条件を中心に金融機関を絞り込んできました。

  1. 低コスト投信をそろえているか
  2. 給与振込口座からの引き落としが可能か
  3. 投資信託保有でポイントがつくか

この3つの条件を確認していくと、「つみたてNISA」で積立投資をするなら楽天証券とSBI証券の2社がおすすめの証券会社になります。

楽天証券:使いやすさと利便性

「つみたてNISA」をはじめるなら、最も使い勝手がいいのが楽天証券です。

ホームページの使い勝手もよく、インターフェイスのわかりやすさは楽天証券が優れています。

ポイント付与率は下がりましたが、楽天証券で楽天カードの投信積立を利用するのが最適解です。

下記の手続きをとることで最大限のメリットを得ることができます。忘れずに手続きをしましょう。

低コスト商品が揃っていて、クレジットカード決済で投信積立ができるのは楽天証券の強みです。

また、楽天ポイントもさまざまなシーンで使いやすく、ポイントの利便性も高いです。

積立投資をするなら、現時点では楽天証券が最も使いやすい証券会社になります。

SBI証券:ネット証券最大手の安心感

SBI証券はネット証券最大手の人気の証券会社です。

NISA口座開設数で総合1位です。低コストのインデックスファンドも揃っています。

SBI証券なら確実に「つみたてNISA」の対象ファンドをラインアップに入れてくれますので、安心して積立投資を継続できると思います。

非課税口座の「つみたてNISA」への対応も万全です。セキュリティ対策も徹底しています。

ネット証券最大手の安心感がほしいという方は、SBI証券が最適解となります。

楽天証券とSBI証券が2強


【参照】楽天証券の証券総合口座数が500万突破、9月の米国株約定件数は前年比14倍に(MONEYZINE)

2020年12月、楽天証券の口座数は500万を突破しました。

トップはSBI証券です。それを楽天証券が猛追しているという状況です。

資産形成をするうえでは、ネット証券の利便性を活用していくのがいいと思います。

楽天証券とSBI証券の二強時代に突入しています。

口座開設はかんたん

証券口座の口座開設はかんたんです。

運転免許証などの本人確認書類マイナンバーを用意すれば、公式ホームページからオンライン上でかんたんに完了します。

積立投資をするなら「つみたてNISA」と「特定口座」を利用しましょう。「特定口座」なら「年間取引報告書」を証券会社が作成してくれますので、自分で細かい計算は不要になります。

確定申告の手続が手間だと思う人や、専業主婦の方などは、<源泉徴収あり>がいいでしょう。年間利益が20万円を超えても確定申告の必要がなく、手間がかかりません。

確定申告をしてもかまわないという人は、<源泉徴収なし>でいいと思います。

年間利益が20万円を超えると確定申告をする必要がありますが、年間利益が20万円未満の場合は確定申告が不要になるというメリットがあります。ただし、源泉徴収なしの場合、譲渡益があれば住民税については申告が必要です。

納税がシンプルになるのは<源泉徴収あり>です。こちらのほうが面倒なことが少ないので、はじめての方には<源泉徴収あり>がおすすめです。

投資を学び、少しずつお金を増やす

積立投資で大事なことは、投資の基本を学んで、少しずつお金を増やしていくことです。

資産形成は、今や投資信託なら100円から投資することができます。

ネット証券とインデックスファンドを利用することで、かんたんに全世界に分散投資をすることができます。

さらに「つみたてNISA」を利用することで、利益も非課税になります。

資産形成をスタートするなら、証券会社のホームページから口座開設をしましょう。

口座開設は無料です。詳しいことは公式サイトで確認してみてください。

資産形成の最初の一歩をふみだせるといいですね。

以上、「つみたてNISA」おすすめ金融機関を徹底比較!…という話題でした。

 

参考リンク:

楽天証券で楽天カード決済で投信積立が最適解です。こちらの記事も参考にしてください。

 

「つみたてNISA」をはじめるならどんな商品を選んだらいいの?と思う方はこちらを。積立投資のポイントをまとめています。

 

楽天証券なら「つみたてNISA」の設定もかんたんでした。自動で積立する設定についてはこちらを参考にしてください。

 

私は楽天証券を便利に使っています。楽天証券でメリットを受けるにはいくつかコツがあります。

 

積立投資はドラクエと似ています。投資が怖いと思っている人も経験してわかることがたくさんあります。大事なのは少額からはじめてみることです。

 

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プロフィール

なるたく

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40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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