2021/08/13

お金のことを考えるときに大事だと思うのは、下手な金融商品で損をしないことです。
損をしてしまうとその損失を取り返すのは大変ですし、騙された場合には精神的なダメージも大きいです。
銀行などの金融機関でも、世の中には簡単に損をしてしまう商品がたくさんあります。
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「かぼちゃの馬車」は経営破綻
一見まともな商売のようにみえても、後から見たら詐欺のような商売だったということがたくさんあります。
最近の代表的なケースは「かぼちゃの馬車」ですね。
経営するスマートデイズは経営破綻し、シェアハウスに投資したオーナーは大きな借金を背負うという事態になっています。この件は、スルガ銀行が融資に関与していました。
CMも放送されたりしていました。
よくできたCMですが、こうした投資商品に騙されないということが大事です。
投資を勧誘してくるパターンは、大抵の場合が利益になりません。
こうした商売の構造を理解しておく必要があります。
知っておきたいのは、投資を勧誘して儲けたい会社は、そもそも顧客との利害が相反するということです。
儲け話をしてくること自体にそもそも注意が必要です。
「マジメ系ボッタクリ」も要注意
吊ら男さんが、著書のなかですばらしい名称をつけてくれたのが「マジメ系ボッタクリ」といえる金融商品です。
銀行などの金融機関が勧める商品もじつは「マジメ系ボッタクリ」だったということが少なくありません。
これも金融機関や関係者の方は教えてくれないという側面もあります。金融機関の不都合な真実です。
しかし、時代はフィデューシャリー・デューティーです。「マジメ系ボッタクリ」を売っている金融機関は、いずれ生き残ることが難しくなるでしょう。
最近、郵便局の不当な勧誘がNHKのクローズアップ現代でも特集されていました。
銀行が熱心に勧める「一時払い外貨建保険」や高コストの投資信託にも注意が必要です。
高齢者に親身になってくれるのはいいですが、やはり、その人のためにならないことをわかっていながら金融商品を売りつけるのは、企業としては悪質だと思います。
金融機関も淘汰の時代に入っています。
マネーリテラシーを身につける
銀行などの金融機関が変わるのは、かなり時間がかかると思います。
自分を守るには自分自身でマネーリテラシーを身につけることです。学校ではなかなか教えてくれません。
少しずつ、お金の勉強をして、金融商品に騙されないようにしたいですね。
以上、銀行で損をする?大事なことは金融商品で損をしないこと…という話題でした。
参考リンク:
「マジメ系ボッタクリ」についてはっきり書いた本はほとんどありません。その点で、吊ら男さんの本には価値があります。
金融庁が買ってはいけない商品を明らかにしてくれています。こうした商品を買うことで損をしてしまいます。
理解できないものには投資しないことです。シンプルな資産形成を目指したいですね。