2021/08/13
先月から楽天証券でiDeCo(個人型確定拠出年金)をスタートさせましたが、最初に2,983円が手数料として差し引かれていました。
この2,983円ってなんだろうと思ったわけです。
これからiDeCoをスタートする方で、私のように内訳に興味を持つ方もいるかもしれません。まとめておきたいと思います。
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iDeCoの2,983円の手数料とは
楽天証券のiDeCoを利用していますが、どのような理由で手数料が引かれているのかは、自分の口座のウェブページを見てもはっきりかかれていません。
初回に2,983円が引かれていて、どういう内訳なんだろうと素朴に疑問に思ったのでした。
iDeCoをスタートすると、こうした手数料がかかることになります。
【加入時】
- 国民年金基金連合会(初期費用:初回のみ):2,777円(各社共通、税込)
- 運営管理手数料…金融機関によって異なる
【掛金拠出時】
- 国民年金基金連合会:月額103円(年間1,236円)(各社共通、税込)
- 業務委託先金融機関:月額64円(年間768円)(各社共通、税込)
- 運営管理手数料…金融機関によって異なる
【給付時】
- 事務委託先金融機関・・・432円/1回(各社共通、税込)
この運営管理手数料は、口座があるかぎり毎月かかる費用です。
ですので、今回差し引かれた2,983円というのはこういう内訳になります。
- 国民年金基金連合会へ加入時手数料(各社共通) 2,777円
- 国民基金連合会へ口座管理手数料(各社共通) 103円×2か月分 206円
加入時手数料として国民年金基金連合会に2,777円を支払うことになっています。これはどの金融機関を選んでも共通です。
そして、2,983円から2,777円を差し引くと残りは206円ですが、これは、国民年金基金連合会に支払う月103円×2カ月分ということになります。
これですっきりしました。2,983円というのは、国民年金基金連合会に支払う費用です。
口座管理手数料のかかる金融機関を選ぶと、ここからさらに毎月数百円を徴収されることになります。
iDeCoの手数料は重要
イデコナビを使うと、全国の金融機関の手数料が一目瞭然です。
金融機関の口座管理手数料が無条件で無料になるのはつぎの5社です。
- 楽天証券 個人型確定拠出年金(個人型401K)
- SBI証券 確定拠出年金積立プラン(個人型401K)
- マネックス証券 iDeCo
- イオン銀行 iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金
- 大和証券 ダイワのiDeCo
この5社なら加入時手数料の2,777円と毎月167円の手数料ですむことになります。
そしてイデコナビを使うと、全国で1番高い金融機関もはっきりわかります。そこだと上記の手数料に加えて、さらに毎月617円が徴収されます(2017年7月19日確認)。
具体的な金融機関名に興味のある方はリンク先で確認してください。ここは武士の情けであります。
こういう手数料の可視化は大事ですね。
これだけ手数料に差があると、毎月どんどん自分の資産が手数料で溶けていきます。
もちろん、所得税控除のメリットで1年間トータルでは大きくプラスになるわけですが、それでも手数料が低いにこしたことはありません。
手数料、しっかり確認してiDeCoの金融機関を選びたいですね。
以上、iDeCoの初回にかかる手数料2,983円って何?…という話題でした。
参考リンク:
iDeCoの金融機関は150社以上あります。150社以上ある金融機関のなかでどこがいいのかを具体的に知りたい方はこちらを参考にしてください。
iDeCoは投資信託を使った資産運用です。いい本が出版されていますので、本で基本を学んでおくといいと思います。