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NISAにはシンプルな制度を期待したい。

time 2016/08/18

NISAにはシンプルな制度を期待したい。

今日の日経新聞一面はNISAの制度改革に関する記事でした。

NISAは、毎月少額を積み立てたい人のために、新たな枠を設ける方向で検討されているようです。

※この記事の発表以降、年40万円、非課税期間を20年とする案に修正されました。以下の記述は修正案で統一します。

 

【2017年3月27日に情報を更新しました。】

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新たな制度のねらいは

金融庁の案では、NISAに長期積立枠を設けるようです。

記事によれば、「新たな枠組みでめざしているのは長期間にわたって毎月、一定額を給与天引きなどで運用に振り向ける層の取り込み」にあるそうです。

このような趣旨で制度改革が実現すれば、多くの個人にとってプラスになります。

NISAが2本立てになる?

制度趣旨には賛成ですが、次のような仕組みを想定しているそうです。

現行の半分の年40万円以下の投資について、非課税期間を20年前後に延ばす枠をつくる方向。非課税期間5年の現行制度との併用は認めず、利用者はどちらかを選ぶことを想定している。

つまり、「年上限40万円、非課税期間を20年とする非課税枠」を新設し、非課税期間5年の現行制度との併用は認めないという仕組みのようです。

この案だと、NISAが2本立てになり、かつ、どちらかを選択しなければならないということになるのでしょうか。

仮にこの仕組みが実現すると、選択肢は次の2つになります。

<現行>

  • 投資上限額 年間120万円
  • 非課税期間 5年

<長期積立枠(新規)>

  • 投資上限額 年間 40万円
  • 非課税期間 20年

NISAが積立投資に向かない最大の原因は、投資期間を制限していることです。本来は投資家が行うべき売買のタイミングを、制度が決めてしまうことが大きな問題です。

今回の長期積立枠は、20年の期間制限を設定するので、期間制限があることには変わりがありません。

どちらかを個人が選択する必要もあり、この案だと制度はかなり複雑になりそうです。

イギリスの制度が参考になる?

以前の投稿で整理したところでは、NISAの恒久化が進まない大きな理由は、恒久化すると金持ち優遇の批判が生じることと、税収を気にしている財務省がいい顔をしないということのようです。

そういうことであれば、「生涯拠出上限」を導入しているイギリスの制度を参考にするのもひとつのアイディアです。

たとえば、当面の生涯拠出上限額を設定し、5年も一気に恒久化すればシンプルな制度設計になります。

個人に長期投資を促したいのであれば、それを阻害している期間制限をなくす方向での改革が本筋だと思います。

拠出の上限を設定する案であれば、金持ち優遇の批判もあたりませんし、財務省の顔もたつと思います。

今回の提案を全面的に否定はしませんが、中途半端な印象なのは否めません。

先行する他国の知恵を借りるのも悪くない手です。

シンプルな制度を期待したい

NISAの改革については、個人の長期積立を促すシンプルな制度を期待したいところです。

今回、検討段階での議論状況がオープンになったことはいいことだと思います。

金融庁には、引き続き情報をオープンにしながら、利用者目線の議論をお願いしたいと思います。

 

 

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なるたく

なるたく

40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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