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「FIRE」という経済的独立を獲得して早期リタイアする方法。

time 更新日:  time 公開日:2018/11/28
「FIRE」という経済的独立を獲得して早期リタイアする方法。

最近たまに耳にする言葉に、アメリカで話題になっている「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という生き方があります。

“Financial Independence, Retire Early”、つまり「経済的に独立して早期リタイア」するという生き方です。

アメリカで実践している人は、20代や30代で早期リタイアしているそうです。どんな方法で「FIRE」するのでしょうか。

その代表的な方が、Pete Adeney(ピート・アデニー)さんです。GIZMODOの記事で知りました。おもしろかったのでご紹介します。

 

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アメリカで流行する「FIRE」という生き方

ピートさんは、家と60万ドルが貯まった30歳の時点で、エンジニアの仕事を辞めたそうです。

GIZMODOの記事には次のように紹介されています。

夫婦で各6万7000ドル(約750万円)のソフトウェアエンジニアの仕事をしながら無駄遣いを一切やめて貯めこみ、20万ドルの家と60万ドル貯まった30歳のところでスパッと会社を辞めました。60万ドルあれば運用利回り4%を生活費に回すだけで、夫婦と子ども計3人の家計は十分回っていくと考えたからです。

ニュース映像もあります。

この紹介映像の前半にでてくる自転車に颯爽と乗るのがピートさんです。


ブログを書いて人気を集めているといいます。

検索してみたらWikipediaもあります。有名なんですね。

ピートさんはどうやって「FIRE」を実現したのでしょうか。

ブログを読んでみると、その方法は意外とシンプルです。

貯金&インデックスファンド&4%ルール

2005年に30歳で早期退職したそうです。

とにかく貯金をして60万ドルと家を獲得したといいます。

その秘訣は「車」を持たないこと、無駄遣いをしないことだといいます。収入の50%から70%を貯金にまわすことで早期リタイアを実現しています。

退職前に貯金する金額の目安は、1年間の生活費の25倍で計算しているといいます。1年間に2万5千ドルの生活費であれば、62万5,000ドルを貯金すればいいと紹介されています。

日本でいえば、1年間の生活費が300万円なら、7,500万円ということになりますね。

では、どうやってそのお金を使いつつ、維持していくのでしょうか。GIZMODOの記事にはそのあたりが紹介されていません。

貯金だけでは使えば減っていくばかりです。

興味があったので、ピートさんのブログを読んでみたところ、答えが書いてありました。

ブログの記事で「株式市場でお金を稼ぐ方法(How to make Money in the Stock Market)」というタイトルで、インデックスファンドで運用することを推奨しています。

この記事を見つけて「やっぱり、そうだよね。」と納得しました。

 

株式のインデックスファンドを活用しているそうです。

記事のなかでは、米国株式、S&P500、新興国の成長を期待するなら全世界株式という3つの選択肢を提案しています。

米国株式で提案されている商品は、バンガードの「 The Vanguard Total Stock Market Index Fund(VTI)」です。

そして、バンガードのETFを活用して、毎年運用成績に応じて4%を切り崩すという「4%ルール」で、資産を減らさないようにして生活費を捻出するという方法を推奨しています。

「4%ルール」で割合で資産を崩していけば、相場がいいときには多めに取り崩して、相場が悪いときには少なめに取り崩すことになりますので、資産の目減りを抑えることができます。

映像をみると、趣味の延長で大工の仕事をするなどして、ちょっとした収入を得ているようですね。家族といる時間を大切にする、子どもといっしょに過ごす、趣味の時間を過ごすなど、映像をみるとそれぞれ家庭で自由を謳歌している様子がわかります。

ピートさんの他にも、「FIRE」を実践している方もたくさんいるようです。

「FIRE」というのは、全く仕事をしないということではなく、フルタイムの仕事からリタイアして、自分の時間を大切にしながら、好きな仕事をしつつ自由に生きていくスタイルのようです。

アメリカでは「FIRE」という生き方がひとつのスタイルになりつつあります。

インデックスファンドで実現する「FIRE」という生き方

「FIRE」というのは、貯金をすることでフルタイムの仕事から早期リタイアして、インデックスファンドを活用しながら自由にお金を稼いで生きていくというライフスタイルだと理解しました。

貯金を維持しつつ経済的独立を得るためには、やはり「インデックスファンド」です。

日本の場合は、インデックスファンドがどういうものか、よくわからない方も多いと思います。このブログで紹介しているのは、まさに「インデックスファンド」を活用した資産形成の方法です。

早期リタイアして、自由な稼ぎ方で収入を得ていく…日本の場合には勤労美徳という文化がありますが、それでも「FIRE」を実践する方が日本でもいずれでてきそうですね。

以上、「FIRE」という経済的独立を獲得して早期リタイアする方法…という話題でした。

 

参考リンク:

インデックスファンドというのは、指数に連動する投資信託やETFのことです。市場全体を購入できる便利な金融商品です。

 

インデックスファンドで資産が増えるのは、世界経済が長期的には成長していくからです。世界経済の見通しは世界銀行が予測しています。

 

お金の知恵は本から学ぶことができます。私が読んで勉強になった投資本11冊をまとめています。

 

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なるたく

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40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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