2021/08/13
インデックス運用は、シンプルな投資をするうえで重要な役割を担います。
インデックス運用とは、どのようなものでしょうか。
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インデックス運用って?
野村アセットマネジメントは、インデックス運用をこのように説明します。
インデックス運用とは、市場指数(インデックス)などに連動する運用成果を目指す運用手法のことです。アクティブ運用との対比で「パッシブ運用」といわれることもあります。たとえば日本株を投資対象とするインデックス運用の場合、東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価などが指数として用いられます。
たとえるなら「学校のクラスの平均点」
インデックス運用は、「市場の平均点」のことです。
たとえるなら、「学校のクラスの平均点」とイメージは近いかもしれません。
つまり、学校のテストで誰が良い成績をとるかをあてようとするのではなく、「クラスの平均点」に連動させようとするのがインデックス運用です。
たとえば、子供の学校のマラソン大会を初めて見にいったとき、子供がこんな質問をしてきたら答えられるでしょうか。
「この300人のなかで上位10人を当ててみてよ。」
これは難問です。過去の成績などをリサーチしたとしても、当てられる気がしませんし、リサーチするのも大変です。
でも、この質問ならどうでしょうか。
「1年後に同じメンバーでマラソン大会をしたら、平均タイムは上がると思う?」
これなら予想できそうです。インデックス運用の金融商品を買うことは、こういったイメージと重なります。
なぜインデックス運用で利益がでるのか
インデックス運用は、「市場の平均」に連動する運用成果を目指す投資法です。
市場指数というのは、ニュースでおなじみの東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価のことです。
ですので、市場指数が下がれば、インデックス運用のファンドの基準価格も当然下落します。
いわゆるインデックス投資というものは、「短期的には指数が下落したとしても、20年30年の長期でみれば緩やかに成長していく可能性が高い」という前提に期待して投資する手法です。
学校でたとえるなら、一人ひとりの点数が短期的に伸び悩んでいても、長期的にはクラス全体が成長してクラスの平均点が高くなるといった感じでしょうか。
長期的には、クラスの平均点が高くなると思えるなら、その対象のクラスに投資すればいいことになります。
そのクラスは成長しないと思うなら、投資をしないほうがいいことになります。
インデックス運用の商品がインデックスファンド
インデックス運用される金融商品をインデックスファンドといいます。インデックス投信とよばれることもあります。
日経平均株価に連動するインデックスファンドの値動きは、日経平均株価に連動します。ですので、日経平均株価が上昇というニュースを聞いたら、そのインデックスファンドも上昇することになります。
値動きがわかりやすいというのも、インデックスファンドの大きなメリットのひとつです。
まとめ
投資を続けるうえで重要なことは、シンプルなことです。
インデックス運用は、いわば市場全体の成長に期待する投資です。
「世界経済が長期的に成長すると思えるか」どうかが、インデックス運用をするかどうかの分かれ目です。
投資するかどうかの判断基準もシンプルなのがいいですね。
以上、インデックス運用とは、「市場の平均」に連動する運用成果を目指す投資法…という話題でした。
参考リンク:
インデックスファンドの信託報酬の比較は別記事でまとめています。低コスト競争が活発になっています。
信託報酬には、額面通りのコストのほかに、隠れた運用コストが生じる構造になっています。新規設定のファンドについては、慎重に対応するのが賢い選択です。
投資信託の基本的な選び方は、こちらを参考にしてください。選ぶ指標ははっきりしています。