2021/08/13

信託報酬はお金に換算するといくらになるのでしょうか。
積立投資をするなら、コストを意識することが大切です。信託報酬と聞いても、どれくらいの手数料になるのかがわかりにくいところがあります。
バンガード社のコラムが大事な点を指摘してくれていますので、ご紹介したいと思います。
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信託報酬の計算方法
投資信託の信託報酬というのは、1年間にかかる手数料のことです。
たとえば、信託報酬が0.2%といわれても、それがいくらくらいの手数料なのかはイメージしにくいですよね。
バンガード社のコラムがこれを指摘してくれています。
バンガードが楽天・バンガード・ファンドをアピール。全米、楽天全世界の「実質的な信託報酬はそれぞれ0.1696%、0.2396%程度で、最大積立額の年間40万円に対し、それぞれ1年間で約680円、960円」。信託報酬も金額で示されるとわかりやすいですね。 https://t.co/P1IvafAeB1
— なるたく(loloinvestors) (@loloinvestors) 2018年1月8日
わかりやすいですね。信託報酬が金額でイメージすることができます。
コラムでは次のように指摘しています。
大抵の投資信託は購入時に手数料が発生しますが、楽天・バンガード・ファンドにはつみたてNISA、一般口座からの投資共に購入時に販売手数料が一切かかりません。このような手数料を省くことが重要なのは、「手数料分が運用資金となって成長する」ためだと塚本は言います。
楽天・全米株式インデックス・ファンドはバンガード・トータル・ストック・マーケットETFを、また楽天・全世界株式インデックス・ファンドはバンガード・トータル・ワールド・ストックETFを主要投資対象としています。実質的な信託報酬はそれぞれ0.1696%、0.2396%程度で、最大積立額の年間40万円に対し、それぞれ1年間で約680円、960円となります。
低コストで非課税のグローバル投資が可能になったって、本当ですか?(バンガード)
「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」の信託報酬は0.1696%、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」は0.2396%程度です。
「つみたてNISA」で40万円を投資した場合、それぞれ1年間で約680円、960円の手数料となります。
金額をイメージするための簡易な計算方法は次のとおりです。
1年間の投資額×信託報酬
これで手数料がいくらになるのかがわかります。
たとえば、信託報酬が1%程度の商品もたくさんありますが、1%の信託報酬だと40万円で4,000円の手数料になります。信託報酬で大きく違ってくることがわかると思います。
手数料が低ければそれだけ元本を積み重ねることができますし、複利にも影響してきます。
コストはコントロールできる
資産形成にはコストを意識することが大切です。
市場の変動はコントロールできませんが、コストならコントロールできます。
コントロールできるところは、きちんと管理していきたいですね。
以上、信託報酬の計算方法。お金に換算するといくらになる?…という話題でした。
参考リンク:
長期投資では、手数料の差が複利でより大きな差になります。コストが重要です。
積立投資をはじめるときには、低コストの投資信託を選ぶことが重要です。投資信託には次の3つのコストがかかります。
投資信託には、信託報酬の他にもその他のコストがかかります。実質コストも慣れたら確認していきたいですね。
コメント
1月に一括で購入した場合の計算でしょうか?
つみたてNISAで毎月積み立てた場合でも、
この計算式が成り立つか教えて頂けないでしょうか。
by やまだ 2018年2月22日 12:10 AM
やまださん
コメントありがとうございます。
そうですね。紹介したのは40万円を一括購入して1年保有した概算になります。
毎月積立した場合には、この計算式ではうまくいきません。毎月積立での計算はなかなか難しいですね。
なるたく
by loloinvestors 2018年2月22日 10:39 PM