2021/08/13
レオス・キャピタルワークスの「ひふみ投信」が絶好調です。
つみたてNISAでも「ひふみプラス」が楽天証券の積立設定で現在1位となっています。人気の投資信託です。
「ひふみプラス」の運用実績と実質コストはどうなのでしょうか。気になったので調べてみました。
sponsored link
目次をタップすると見出しにとびます
「ひふみプラス」の運用実績
「ひふみプラス」というのは、銀行や証券会社で買えるレオス・キャピタルワークスの投資信託です。基本的に「ひふみ投信」と同じです。
「つみたてNISA」を証券会社ではじめるなら「ひふみプラス」を選択することになります。
「ひふみプラス」のこれまでの運用実績は運用報告書で確認できます。2017年11月24日に第6期運用報告書がホームページで公表されています。
ここ5年の運用実績は次のとおりです。
この5年はTOPIX(東証株価指数)も比較的順調だったわけですが、「ひふみプラス」は概ねTOPIXをアウトパフォームしています。
素晴らしい成績ですね。
この成績の良さが人気の秘密なのでしょう。
「ひふみプラス」の信託報酬と実質コスト
では、信託報酬と実質コストはどうなのでしょうか。
「ひふみプラス」の実質コストは運用報告書で確認できます。
実質コストは下記のとおりです。
信託報酬は1.064%で、実質コストは1.357%となっています。
優秀なアクティブファンドですが、コストもそれなりにかかっていることがわかります。
TOPIXのインデックスファンドとコスト比較
ではTOPIXのインデックスファンドとどの程度のコスト差なのでしょうか。
そこで、ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」の実質コストを確認してみました。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」の実質コストは下記のとおりです。
2016年2月23日から2017年2月20日までの実質コストは0.286%でした。
2018年2月21日から信託報酬が年0.17172%(税込)に引き下げられますので、今後は実質コストもより低コストになることが予想されます。
インデックスファンドですので低コストなのは当然といえば当然です。
比較するのは酷かもしれませんが、「ひふみプラス」は「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」の約4倍の実質コストがかかっていることが今回わかりました。
ひふみプラスの評判
レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」の成績は極めて順調です。
優秀なアクティブファンドだと評判になっている理由がわかりました。
日本の割安の中小株を買いつけるコンセプトのアクティブファンドですが、昨年からマイクロソフトなどのアメリカの大型株も一部買いつけています。
そのコンセプトに共感するなら、ポートフォリオの一部に加えるのは戦略のひとつです。アクティブファンドの代表格として今後も頑張ってほしいと思います。
成績とともにコストにも注目しながら、投資信託選びをしていきたいですね。
以上、「ひふみプラス」の評判と実質コスト…という話題でした。
参考リンク:
ひふみ投信は昨年、カンブリア宮殿で特集されて注目を集めました。今最も人気のあるアクティブファンドです。
人気だからといって「ひふみ投信」に集中投資するという戦略は、見直してもいいかもしれません。分散投資が投資の基本です。
SBI証券のiDeCoなら「ひふみ年金」が用意されています。iDeCoの所得税控除のメリットを享受しながら「ひふみ年金」に投資するという選択もあります。