2021/08/13
iDeCoの月間の加入者数が公表されています。
今年から順調に加入者が増えていますが、まだ道半ばなのかもしれません。
でも、iDeCoは続ければメリットは大きいんですよね。普通の人に知られていない事実です。
sponsored link
目次をタップすると見出しにとびます
iDeCo加入者数は50万人突破
竹川美奈子さんのツイートで加入者数の情報を知りました。
関心層の加入が一服。5月以降加iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者数が落ち込んでいるようです。普及に向けて、これからが勝負ですね→5月のiDeCo加入者数は4月に比べて半減、加入者総数は50万人を突破|モーニングスター https://t.co/53J9iDI2JL
— 竹川美奈子 (@minakotakekawa) 2017年7月26日
iDeCoは今年に入ってから加入者を順調に伸ばして50万人を突破しました。
今年に入ってから毎月5万人規模で増えていましたが、5月には4月に比べて半減したようです。
5月のiDeCo加入者数は4月に比べて半減、加入者総数は50万人を突破(モーニングスター)
このグラフをみると、今年に入ってから急激にiDeCoの加入者が増えましたが、5月で一息ついたということがわかります。
来月も同じ傾向が続くかはわかりませんが、すでにiDeCoを知っていて加入したいと思っている人の動きは、だいたい終わったということなのかもしれません。
まだ50万人という道半ばのiDeCo
でもまだ、iDeCoを利用している人は、日本全国で50万人です。
これ、どれくらいの規模で考えればいいのか、ちょっと考えてみました。
2017年5月の就業者数は、統計によれば6547万人です。日本には6547万人の就業者がいて、iDeCoの加入者は50万人です。
…ということは、現時点では、iDeCoに加入している人は就業者の全体の1%にも達していないということもできます。
就業者の100人に1人もiDeCoに加入していないわけです。
iDeCoは、まだまだこれからですね。
これからiDeCoの加入者が増えるには、まだiDeCoを知らない人に興味をもってもらう必要があります。
続けた人の成功体験はインパクトあり
こういうときに参考になるのは、やはり実際に続けている人の話です。
iDeCoを続けた人のインパクトはすごいです。
ツイートで成績を明らかにしてくれている方がいます。
クレジットカードブログですごいアクセスを集める「クレジットカードの読みもの」のid:cardmicsさんです。私のお気に入りのブログの一つです。
確定拠出年金(iDeCo)の運用状況を久しぶりに確認してみたら、安定して増えていて一安心。取らぬ狸の皮算用でしかありませんが、この調子で増えてくれたら老後には6,000~7,000万くらいの年金になりそうです。
でも国民年金には期待できないので、もうちょっとあると安心ですね。 pic.twitter.com/DiTiLxWvr8
— クレジットカードの読みもの (@cardmics) 2017年7月24日
コツコツiDeCoで毎月積立した成果がこれです。
拠出額が510万円、損益率36%、180万円以上のプラスになっているそうです。すごいですね。
このほかに所得税控除のメリットもあるわけです。おそらく掛金も多いでしょうから、毎年数万円以上の所得控除のメリットを受けていると思います。
今は相場が好調な状況ですが、どんな相場でもコツコツとこの調子で続けていけば、おそらくは60歳になる頃には相当な金額になるのではないでしょうか。
こういう成功体験が共有されれば、もう少しiDeCoに興味を持つ人が増えてくるのではないかとも思います。
iDeCoを利用できる人が増える世の中に
こうしたiDeCoの成功体験を広く共有していくことが大事かもしれませんね。
私が高齢者と呼ばれる頃には超高齢化社会です。
資産形成は個人の問題ですが、世の中の雰囲気がよくなるためには、自分だけではなくて、多くの人にとってお金の心配が小さくなることが大事です。
少しでも多くの人にiDeCoを知ってもらえるようになるといいですね。
以上、iDeCo普及は道半ば。でも、続けた人の成功体験はインパクトあり…という話題でした。
参考リンク:
iDeCoを扱う金融機関は150社以上あります。全体のなかでどの金融機関がいいのか知りたい方は、こちらを参考にしてください。
iDeCoの資産配分の方法などについては、いい本がたくさんでています。自分のお金です。本で基本的知識を身につけたいですね。