2021/08/13
投資をはじめようとする人がやってしまいがちな行動があります。
それは、日本だけに投資をしようとすることです。
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日本はいい国だけれど
投資がはじめての人がやりがちなのは、日本の株式だけを購入しようとすることです。
ですが、日本の会社の個別株を数十社保有したとしても、世界全体から見れば日本だけに投資をすることは集中投資であることに変わりがありません。
日本はいい国ですし、日本の企業を応援したいという気持ちは私にもありますが、それでも集中投資にはリスクがあります。
集中投資は愚か者の行為である
私の好きな言葉に、「投資4つの黄金則」を書いたウィリアム・バーンスタインの言葉があります。
ウィリアム・バーンスタインは、次のように述べています。
市場リスクを取らなければならないことだけでも十分に不幸なのである。籠の卵を適切に分散しないで、損失をさらに悪化させるという追加のリスクを取ることなど、愚か者の行為に他ならない。適切に運用されているインデックスファンドを購入し、市場全体を保有することによって、問題を解決すべきである。
この文章のなかに分散投資の重要性がすべて凝縮されています。
大事なことは、インデックスファンドを購入し、市場全体を保有することです。誰にでも簡単にできることですが、なかなか日本には浸透しない考え方です。
市場全体を保有すること
これから投資をはじめる人に知ってほしいのは、日本だけに投資することは集中投資だということです。
日本のTOPIXに連動するインデックスファンドを購入しても、世界市場からすれば日本だけに自分のお金を投資していることになります。
世界にお金を投資することは難しいのでは…と思っている人もいるかもしれませんが、やることといえばネット証券に口座開設をしてインデックスファンドの積立設定をするだけです。
複数のインデックスファンドを組み合わせるだけで、それだけで世界の市場全体を保有することができます。
明日のインデックス投資ナイトの日ですね。このイベントきっかけに多くの人がインデックスファンドの良さを知ることができるといいですね。
以上、日本だけに投資することは集中投資である…という話題でした。
参考リンク:
人気の「ひふみ投信」だけに投資をしよう、なんて人はいませんか。やってしまいがちな集中投資の典型です。
インデックスファンドを数本持てば世界中に投資できます。多くの人に知ってほしいお金の知恵です。
そして大事なのは、市場に居続けることです。こちらが案外、難しいのかもしれませんね。