2021/08/13

今日、東芝の決算説明会の混乱が報道されています。
日本の伝統的企業である東芝の行く末が気になります。
ふと東芝は日経平均株価にどれくらい影響を与えているのか気になったので、ちょっと調べてみました。
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東芝の巨額損失
その前に日経新聞の記事で東芝の状況を確認してみたいと思います。
東芝の損失は7,000億円を超え、昨年末には債務超過になっているといいます。
東芝が14日発表した2016年4~12月期連結決算(米国会計基準)見通しは、最終損益が4999億円の赤字(前年同期は4794億円の赤字)となった。米原子力発電事業に関連し「のれんの減損」など7125億円の損失を計上する。巨額損失により昨年12月末時点で自己資本がマイナスになる「債務超過」となった。
原発事業に傾斜したことが経営を難しくしたようです。
今後は、上場廃止を含め、東芝には厳しい話が続くかもしれません。
東芝の日経平均株価への寄与度
こうなってくると東芝が株価に与える影響も気になります。
東芝は日経平均株価にどれくらい影響を与えているのでしょうか。
ちょっと調べてみたら、すぐわかるサイトがありました。日経平均株価の構成銘柄に採用されている225銘柄のうち1銘柄当たりの日経平均株価に与える影響(寄与度)が一覧でわかります。
寄与度の数値が高い銘柄ほど、その日の日経平均株価へ影響を与えた銘柄といえます。
2017年2月14日時点において、東芝の日経平均株価への寄与度は以下のとおりです。
東芝の寄与度は、0.05%です。
東芝の寄与度は日経平均株価のわずか0.05%なんですね。東芝の影響力の小ささにむしろびっくりしました。
ちなみに日経平均株価に影響力が大きいのは、ファーストリテイリングです。寄与度は7.30%になっています。
分散投資が大切
こうしたニュースを聞いていると、分散投資が本当に大切だなと思います。
東芝の個別株を持っている方は、眠れない日々を過ごしているかもしれません。
私も日経225のインデックスファンドを通じて、わずかながら東芝にも投資しているわけですが、自分の日本株式の割合は全体の10%です。
ですので、計算上は、自分の投資額のうち、0.005%を東芝に投資していることになります。
分散投資は重要です。TOPIXに連動するインデックスファンドにすれば、より広範に日本の企業に分散投資ができます。東芝がどうなったとしても、私は投資を続けられそうです。
それにしてもなんだか残念です。日曜夕方のCMといえば東芝で、東芝のCMをみると子どもの頃の日曜日の穏やかな夜を思い出します。
我が家のテレビと冷蔵庫は東芝製です。東芝の家電はマジメな製品作りで気に入っています。…世の中どうなるかわかりませんね。
以上、東芝は日経平均株価にどれくらい影響を与えている?…という話題でした。
参考リンク:
インデックスファンドを利用した積立投資でも、国際分散投資が大切です。分散投資をすることでリスクを低くすることができます。