低コストの投資信託で資産形成 | LoLo Investors

誰でも積立投資ができる時代へ。インデックスファンドを使った積立投資のコツを研究するブログ。長期、分散、積立で資産形成を目指します。

アメリカのロボ・アドバイザー、ウェルスフロントのサービスを体験してみた。

time 更新日:  time 公開日:2016/04/09
アメリカのロボ・アドバイザー、ウェルスフロントのサービスを体験してみた。

日本でもロボ・アドバイザーと呼ばれる新しいサービスが提供されています。

ただ、ロボ・アドバイザーと言われても、正直よくわからないというのが率直な感想です。

近い将来には、日本においてもロボ・アドバイザーと称するサービスが次々とでてくると思います。そうしたサービスが意味のあるものなのか、冷静に見極めていく必要もあります。

ロボ・アドバイザーの分野で先行しているのはアメリカです。アメリカのロボ・アドバイザーとはどのようなサービスなのでしょうか。その状況を知っておくのは、個人投資家の立場からもプラスだと思います。

ということで、アメリカでのロボ・アドバイザーサービスの最大手、ウェルスフロントを実際に体験してみました。

sponsored link

目次をタップすると見出しにとびます

ウェルスフロントとは?

ウェルスフロント(Wealthfront)はシリコンバレーのPalo Altoを拠点として、資産運用助言サービスを提供する会社です。2011年12月の創業、約4年で預かり資産が30億ドル(1ドル=120円として約3600億円)。サービスのターゲットは若年層だそうです。

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理」著者のバートン・マルキール氏がCIO(Chief Investment Officer)、「敗者のゲーム〈原著第6版〉」著者のチャールズ・エリス氏がAdvisorとして名を連ねています。

ウェルスフロントのサービスはどんなものなのか、興味が沸くところです。

ウェルスフロントのロボ・アドバイザーを体験する

ウェルスフロントでは、サイト上で質問に答えるとポートフォリオを提案するサービスが無料で公開されています。

そこで実際に質問に答えてみました。

wealthfront1

これがウェルスフロントの公式ページです。8つの質問に答えます。

投資の理由

wealthfront2

投資をする理由は?

ファイナンシャルアドバイザーについて

wealthfront3

ファイナンシャルアドバイザーに何を求める?

年齢

wealthfront4

あなたの年齢は?

収入

wealthfront5

収入は?

家族の状況

wealthfront6

家族の状況は?

現金と流動資産

wealthfront7

現金と流動資産は?

投資の方向性

wealthfront10

投資の方向性は?

損失時の対応

wealthfront11

10%の損失があるときの対応は?

これで質問は終わりです。

診断結果

診断結果がでました。(下記はPCの画面です)

ポートフォリオ

wealthfront16

アセットクラスと金融商品はこのような結果でした。バンガードのETFなど、低コストのインデックスファンドが選ばれています。

  • アメリカ株式 Vanguard VTI ETF 35%
  • 外国株式  Vanguard VEA ETF21%
  • 新興国株式 Vanguard VWO ETF16%
  • 高配当株式(米国)Vanguard VIG ETF 8%
  • エネルギー  State Street XLE ETF 5%
  • 地方債(米国) iShares MUB ETF 15%

これが通常の結果です。ボタンがあり、ここからリスク許容度を10段階に自由に変更できます。リスク許容度を変更すると資産配分がニーズに応じて変更されます。

将来チャート

wealthfront13

今後10年の見通しが示されます。

過去チャート

wealthfront14

過去の株価からの推移が示されます。

コスト

wealtfront15

注目はコストです。

ロボ・アドバイザーの手数料は1万ドルまで無料、それ以降は投資額の0.25%となっています。

ETFの信託報酬が0.11%と、圧倒的なほどの低コスト商品で構成されています。

合計しても年率0.36%ということになります。

感想

ものの数分でここまでの診断結果がでました。思った以上にかんたんです。

広範囲に分散投資されていて、手数料も低コストです。あとは申込みをすれば、自動でETFを買い付けてくれて、定期的なリバランスも含めて資産運用をしてくれるというサービスです。

ロボ・アドバイザーサービスはアメリカが発祥ですね。

コストが低いところを、日本でも早く真似できるといいですね。

以上、アメリカのロボ・アドバイザー、ウェルスフロントのサービスを体験してみた…という話題でした。

 

参考リンク:

実際にやってみて、日経マネーでバートン・マルキール教授が予言する未来の方向性が、こういうことなんだとわかりました。

 

このほかにもいくつもの資産管理サービスが提供されるようです。今回紹介したサービスはごく一部で、むしろこれ以外の資産管理サービスのほうが重要な気がしました。

ロボ・アドバイザーのサービスは奥が深いようです。この他の点についてはまた別に整理したいと思います。

sponsored link

down

コメントする




日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

積立投資の基本

積立投資のはじめかた

積立投資の手法

プロフィール

なるたく

なるたく

40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



sponsored link

アーカイブ