2021/08/13
子どものための非課税口座であるジュニアNISAは、2023年に終了します。
私は子ども2人のジュニアNISA口座を利用していますが、調べてみたところ、ジュニアNISAは、制度終了後も継続管理勘定に移管することにより、子どもが20歳になるまでは非課税で保有できるようです。
ポイントをまとめておきたいと思います。
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ジュニアNISA終了後も継続管理勘定移管で20歳になるまでは非課税で保有できる
ジュニアNISAは、利用者も少ないこともあって、あまり情報がありません。
金融庁のサイトによれば、ジュニアNISAが2023年に終了後も、2024年以降は継続管理勘定に移管することにより、20歳になるまで保有することができるようです。
金融庁のサイトには、次のように説明があります。
・非課税期間が5年間である点は、通常のNISAと同様です。
・ジュニアNISA口座の投資可能期間は、2023年で終了します。ただし、2023年の制度終了時点で20歳になっていない方については、2024年以降の各年において非課税期間(5年間)の終了した金融商品を継続管理勘定に移管(ロールオーバー)することができます。継続管理勘定では20歳になるまで(1月1日時点で20歳である年の前年12月31日まで) 、金融商品を非課税で保有し続けることができます。
非課税期間の5年間が終了したものは、継続管理勘定に移管することができるということですね。
2023年以降は新規に購入することはできませんが、非課税枠のまま子どもが20歳になるまで非課税で保有ができます。
ジュニアNISA口座は、先進国株式のインデックスファンドを中心に全世界の株式を購入していますが、長期で保持できるのであれば、しばらく資金を入れておくのはひとつです。
時間を味方につけることができます。
ロールオーバー可能な金額に上限なし
そして、重要なのは、移管(ロールオーバー)が可能な金額に上限がないということです。
金融庁のサイトに次のように記述があります。
・なお、ロールオーバー可能な金額に上限はなく、時価が80万円を超過している場合も、そのすべてを継続管理勘定に移すことができます。
・継続管理勘定では売却は可能ですが、新規の買付を行うことはできません。
時価が80万円を超過している場合も、そのすべてを継続管理勘定に移すことができるようです。
これは大きなメリットですね。
継続管理勘定では新規の買付ができませんが、購入して利益がでているものも非課税のまま、すべて継続管理勘定に移すことができます。
実際のところは継続管理勘定の運用がはじまってみないとわかりませんが、その通りであれば利便性は高まります。
継続管理勘定でジュニアNISAにメリット
このように、ジュニアNISAは2023年で制度は終了しますが、利用している人は、継続管理勘定を利用することで、子どもが20歳になるまで保有することができます。
子ども2人のジュニアNISA口座は、いつのまにか利益がでています。
子どものお金と割り切って運用しているので、2023年以降も継続管理勘定で保有しようと思います。ジュニアNISAは、思いのほか利便性が高い非課税口座になっています。
ジュニアNISAを利用している方は、今一度制度内容を確認しておくといいかもしれませんね。
以上、ジュニアNISAは、制度終了後も子どもが20歳になるまで非課税で保有できる…という話題でした。
参考リンク:
ジュニアNISAを使うためには、親が証券口座を持っていることが前提になります。親の証券口座は、コストと利便性で選びたいところです。
ジュニアNISAは非課税メリットもありますが、デメリットもあります。手間もありますので、まずは親自身が「つみたてNISA」や「iDeCo」を最大限活用することを優先したほうがいいと思います。
ジュニアNISAは、2024年以降は解約もできる制度になるという話です。資金拘束のデメリットも解消されますので、ジュニアNISAは、その点でも利便性が高い非課税口座になります。