2021/08/13
市場の歴史をみればわかるように、株式市場には上昇相場と下落相場が必ずあります。
それはインデックスファンドを使った積立投資の場合でも同じです。
今日のニュースでレイ・ダリオ氏のコメントを知りました。もしかしたら、そろそろ下落の局面がくるのかもしれません。
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今回のような下げは、想定範囲内
ブルームバーグでレイ・ダリオ氏のコメントが紹介されていました。世界最大のヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者です。
オールシーズンズ戦略(全天候型)の考え方を提唱していて、本で読みましたがおもしろいです。
そのレイ・ダリオ氏は、「今回のような大幅な下げは、想定範囲内のわずかな調整にすぎない」と述べたといいます。
ダリオ氏は5日のリンクトインへの投稿で、「今回のような大幅な下げは、想定範囲内のわずかな調整にすぎない。押し目買いを入れる多額の現金が傍らに存在する。次に何が起きるかが非常に重要になるだろう」と主張した。
そして、特に次のような指摘が興味深いです。
同氏は「財政刺激策によるアクセルが、生産能力の逼迫(ひっぱく)と金利上昇を招き、それに伴い最初に市場、次に実体経済の順番でブレーキがかかる」とした上で、「典型的な終盤サイクルの動き」であり、この局面での適切な金融政策は難しいと分析。「われわれの予想より早くこれが起きつつある」と指摘した。
「典型的な終盤サイクルの動き」というのは、なるほど、と思う指摘です。
昨年から何度も識者が下落相場の予兆について指摘していたところです。タイミングはよくわかりませんが、そろそろ、本当にくるのかもしれません。
下落相場は北海道の冬と同じ
さて、株式市場に下落相場がくるのは、北海道の冬に雪が降るのと同じように当たり前のことです。
北海道の冬と違うのは、タイミングがはっきりとわからないことと、どれくらいの下げになるのかがわからないところでしょう。ですが、いつかはくるものなのです。
冬支度は、皆さんお済みでしょうか。
北海道の冬と同じです。寒いものは、寒いのです。
ちなみに、2月の北海道は「なまら寒い」ですので、寒いかどうかは「議論してもしょうがない」という境地に道民はいます。2月の寒さにもかかわらず、道民は極めて冷静です。
投資も同じです。準備と心構えが大切です。
積立投資は、下落相場を乗り越えて成果をだす投資法ですので、リスク許容度の範囲内でアセットアロケーションを構築して、とにかく積立を続けるだけです。
アセットアロケーションはリスク許容度の範囲内になっているでしょうか。気持ちの準備はできているでしょうか。
しばらく下落相場がきていなかったので、かなりの人がびっくりしそうですね。
私自身はいつも通り落ち着いています。あまり相場の動向は気にしないで、「スルー力」で乗り切りたいと思います。
しっかり準備はしておきたいですね。
以上、下落相場を前に必要な準備と心がまえ…という話題でした。
参考リンク:
暴落を前にインデックス投資家が考えるべきことはひとつです。結構シンプルです。
自分自身に損をすると感じさせないことが大切です。そんなことができるの?と思う人は参考にしてください。
下落相場が予想されるならはじめないほうがいい?と思う方はこちらを。どの世界も「安く買って高く売る」のがお金を増やす大原則です。