2021/08/13

三菱UFJ国際投信は、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の信託報酬の引き下げを発表しました。
プレスリリースもでています。
しんたろうさん、アウターガイさんの一報で知りました。驚きの信託報酬です。
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「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は税込み0.11826%
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は信託報酬を大幅に引き下げます。
なんと0.11826%(税込)です。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」
0.20412%(税抜0.189%)→0.11826%(税抜0.1095%)
信託報酬の引き下げは、2018年1月30日付です。
新規設定される「EXE-iつみたて先進国株式ファンド」への対抗措置だと思われますが、同ファンドのベンチマークは、「FTSEディベロップド・オールキャップ・インデックス(円換算)」です。
異なるベンチマークにもかかわらず、類似とみなしたらどこへでも殴り込みをかける姿勢は、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」のときと同じです。
先進国株式クラスが税込0.11826%というのは、もはや驚きの一言です。
三菱UFJ国際投信のインデックスファンドシリーズは、「eMAXIS」シリーズ、「つみたてんとう」シリーズ、「eMAXIS Slim」シリーズと3つの価格帯戦略をとっています。
「eMAXIS Slim」シリーズで最安の座を確保しつつ、他のシリーズでインデックスファンド全体の採算を計算するという戦略なのでしょう。会社としてなかなか巧みです。
eMAXIS Slimの実質コストは
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は2017年2月27日に設定された新しいインデックスファンドです。
設定から1年に満たないので運用報告書がまだでていません。1年が経過して運用報告書がでると実質コストが判明します。
そこで、推定してみたいと思います。
同じマザーファンドの「eMAXIS 先進国株式インデックス」の年間報告書をみると、信託報酬0.647%、実質コストが0.741%となっています。
信託報酬から0.094%程度の追加コストがかかっていますので、そこから推測する「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の実質コストは下記のとおりです。
0.11826%+0.094%=0.21226%(推定)
実質コストは0.21226%程度になることが予想されます。
eMAXIS Slimは最安を目指す
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」なら最安を目指すファンドで、個人投資家に大きなメリットがあります。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が購入できるのは現時点で下記7社のみです。
積立投資をするなら上記の金融機関を選択しないだけで、資産形成において大きなデメリットになります。
証券会社選びが重要ですね。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の年間報告書がまだでていませんが、今回の引き下げにより実質コストを加味しても、他社より一歩抜き出たのかもしれません。
他のライバル各社はどうするのでしょうか。今後も各社の動きから目が離せない状況になりそうです。
以上、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が信託報酬0.11826%(税込)に引き下げ!…という話題でした。
参考リンク:
インデックスファンドの信託報酬の比較はこちらの記事を参考にしてください。最新情報を反映しています。
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」という新シリーズの特徴は、ライバル各社に連動して信託報酬を業界最低水準を目指し続ける点にあります。
信託報酬引き下げがブランド価値を高めます。「eMAXIS Slim」シリーズも、これでブランド価値を一歩高めたことになります。