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「NISA」改革案に欠けていると思う大事な視点。

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「NISA」改革案に欠けていると思う大事な視点。

「NISA」を刷新するという報道が続いてます。

今朝も朝日新聞の記事がYahoo!ニュースに掲載されていました。

今回の報道の案で確定したわけではありません。ですが、この「NISA」改革案は、投資の普及にとって大事な視点が欠けていると思います。

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「一般NISA」に「積み立て型」?

今日の朝日新聞の記事によれば、「一般NISA」に「積み立て型」を加えて、それに「つみたてNISA」を併存させる案が検討されているようです。

政府・与党は、「少額投資非課税制度(NISA)」の一つである「一般NISA」を刷新する方針を固めた。貯蓄から投資に回すお金を増やすためにつくられたが、短期的な投資に使われることが多い点を改善するため、2024年から安定的な資産形成を促す「積み立て型」を加える。超高齢化社会に備えるため、今後も制度の見直しを続ける。

NISA、2024年「積み立て型」新設 資産形成促す(Yahoo!ニュース)

この報道によれば、2024年から「一般NISA」に「積み立て型」を加えて、それに「つみたてNISA」を併存させるようです。

朝日新聞に掲載されている図をみると、「一般NISA」のなかに5年間の新制度「積み立て型」と「従来型」が併存し、それとは別に20年の投資期間の「つみたてNISA」があります。「ジュニアNISA」は廃止ということのようです。

将来的には「一般NISA」と「つみたてNISA」の一本化を考え、制度の詳細については今後検討するそうですが、この案をみてみなさんはどのように思うでしょうか。

私は、この案には大事な視点が決定的に欠けていると思います。

複雑な制度では普及しない

今回の案で決定的に欠けていると思うのは、「シンプルでわかりやすい制度」にしようとする視点です。

複雑な制度では、難しくて普及しないのです。

NISAのなかに「積み立て型」があり、それと別に「つみたてNISA」という制度あるという、なぜこんなに複雑な制度にするのか、率直にいって私にはよく理解できません。

現状でも「一般NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」とあって複雑で、手続きも複雑です。

今回の案のように「つみたて」の制度を2本併存させるというのは、今回の報道があくまで案だとしても、こんな案が検討されているということに驚きました。

もしこれが実現した場合には、積立投資で資産形成をする人は、またどちらにするかで迷う状況になると思います。

シンプルでわかりやすい制度を

個人の資産形成の普及には、シンプルでわかりやすい制度が必要です。

現状でも、資産形成の制度が複雑すぎると思っています。

「NISA」の3つの制度の違いを理解するのも難しいですし、「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらがいいのか、はじめの段階で迷ってしまうような状況です。

また、「ジュニアNISA」も申込が複雑です。子どもの銀行口座を経由する必要があるなど、ふつうの人には難しい仕組みになっています。

iDeCoの申込も現状では複雑です。iDeCoの場合は会社の記入欄もあって、難易度が高いと感じている人は多いと思います。

世の中に積立投資が広まるために必要なのは、「シンプルでわかりやすい」投資環境です。

もしかしたら複雑にせざるをえない制度上の課題があるのかもしれませんが、「つみたて」による資産形成を促したいのであれば、それでもシンプルな制度設計を模索してほしいところです。

「つみたて」を普及させたいのであれば、たとえば、「つみたてNISA」の条件を見直すことで「つみたてNISA」の利用に誘導することも可能なのではないかと素朴に思うところです。

また、NISAの恒久化の議論も必要です。NISAは、イギリスのISAを参考にしてできましたが、イギリスも当初は期限付きでしたが、その後恒久化されることで普及しました。

今回の案はあくまで検討段階の案で、結果的に誤報だったらいいなと思います。

シンプルでわかりやすい制度を期待したいですね。

以上、「NISA」改革案に欠けていると思う大事な視点…という話題でした。

 

参考リンク:

「つみたてNISA」の制度設計の際にも、同じことを考えました。複雑すぎる制度は普及の弊害だと思います。

 

iDeCoの申込書類も現状では複雑すぎます。私も書類で「不備あり」になりました。過去の古傷です。

 

「ジュニアNISA」も非課税メリットが魅力ですが、こちらも複雑です。普及しなかったひとつの要因だと思います。

 

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コメント

  • 複雑にする事で、既存の金融機関が手数料を取りやすくしているのではないか?と思います。

    by 北山 卓 €2019年11月30日 7:56 AM

  • 北山卓さん

    コメントありがとうございます。
    なるほど、たしかに既存の金融機関の手数料を取りやすくしているのかと疑いたくなりますね。
    金融庁は「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」を掲げていますので、複雑ではない仕組みになることを期待したいですね。

    なるたく

    by loloinvestors €2019年12月1日 8:34 PM

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40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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