2021/08/13

三菱UFJ国際投信は、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の信託報酬の引き下げを発表しました。
これにより、先日発表されたニッセイAMの「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」と横並びになります。
猛烈なライバル関係ですね。詳細を確認してみたいと思います。
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「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は0.0999%
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は信託報酬を引き下げます。
プレスリリースもでています。
信託報酬は0.0999%(税込0.107892%)です。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」
0.109%(税抜0.11772%)→0.0999%(税込0.107892%)
これは、先日発表されたニッセイAMの「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の信託報酬0.0999%(税抜)の引き下げに対抗したものです。
今回のプレスリリースには、ニッセイAMの信託報酬の引き下げに対抗したことが記載されています。
以下の引き下げは5月23日時点における他社類似ファンドの情報を元に決定されたものです。今後も引き続き、他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、業界最低水準の運用コストをめざします。
これにより両者は同じ信託報酬になります。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は、今後も引き続き業界最低水準の運用コストをめざすことが期待できそうです。
ライバルの2日前実施に対抗心
ニッセイAMの「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、2019年6月27日に信託報酬を変更し、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を0.01%下回って単独首位となる予定でした。
しかし今回、三菱UFJ国際投信は、ニッセイAMより2日早い2019年6月25日に信託報酬を引き下げます。
両者は同率になりますが、厳密にいえば、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は2日間は単独首位ということになりますね。
これにより、ニッセイAMの単独首位は事実上成立しなかったことになります。
ちなみに、ニッセイAMのプレスリリースが2019年5月23日でしたので、それから12日後での対応ということになります。
三菱UFJ国際投信の対応の早さに、ライバルの単独首位を許さない対抗心をひしひしと感じます。
純資産総額500億円も視野に
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は、2019年6月3日の時点で純資産総額423.69億円です。
「eMAXIS Slim」シリーズは純資産総額に応じて信託報酬を引き下げる仕組みを採用しています。
500億円に到達した場合、500億円以上の部分については、信託報酬をさらに0.05%引き下げて、0.949%にすることになっています。
いよいよ、500億円も視野に入る水準になってきましたね。
両者ともいいライバル関係で、引き続き切磋琢磨してほしいですね。
以上、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が信託報酬を0.0999%に引き下げ!…という話題でした。
参考リンク:
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズは、2017年2月に登場しました。ライバル各社に連動して信託報酬を業界最低水準を目指し続ける点に特徴があります。すっかり定着しましたね。
信託報酬によって資産の増え方に大差がつきます。個人投資家はコストに着目しましょう。
信託報酬を金額ベースでイメージするとわかりやすくなります。長期投資ではコストが大きく影響してきます。