2021/08/13

今日は世界的に株安の日となりました。
日経平均株価は11日、2万2590円と前日比915円急落となりました。下げ幅は今年3番目の大きさだそうです。
こんな日は、バンガードの4つの基本原則を読むにはいい機会かもしれません。そのエッセンスをご紹介したいと思います。
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バンガードの4つの基本原則
バンガードはホームページで4つの基本原則を紹介しています。
詳しい内容はリンク先で読むことができます。私はそのポイントをここでご紹介したいと思います。
明確で適切な投資目標の設定
まずは、適切な投資目標を設定することです。
投資家の投資目的、重要な前提条件や制約についてポイントをまとめること、自分自身の状況に応じた投資目標や資産配分を考えることが推奨されています。
目標、投資期間、資産配分などを自分に合った形で決めておくということですね。
そうすれば、ちょっとくらいの下落で動揺する必要がなくなります。
幅広く分散しているファンドに投資し、適切な資産配分を
適切な投資計画で重要なのは、ポートフォリオの目的に合ったアセットアロケーション(資産配分)です。
資産を不必要なリスクから守るために分散投資が推奨されています。
私も債券を保持しつつ、国際分散投資をしているのは不必要なリスクをとらないためです。
自分の資産の大半が溶けてしまうと、動揺して投資が続けられなくなります。大事なのは自分が耐えられないリスクをとらないことです。
コストの最小化
コストを最小限に抑えることは、あらゆる投資家にとって不可欠の重要な要素だといいます。
高い手数料を払えばそれだけリターンが大きくなるという根拠はどこにもありません。
低コストのインデックスファンドを選んでおけば、この原則を守ることができます。
規律ある長期的な視点を
そして、今日のようなマーケットでは、規律ある長期的な視点を持つことが重要だといいます。
バンガードのホームページには、重要なことが書かれています。今日のような日はここが重要に感じます。
投資は、時に大きな感情の波をもたらします。マーケットの混乱に直面すると、投資家の中には衝動的な行動を取ってしまう人、逆に思考が停止してしまい、投資戦略の実行や必要なリバランスができなくなる人も出てきます。しっかりとした自制心と長期的な視点を持ち続けることで、たとえマーケットが不安定なときでも、投資家は投資目標の達成に向けて、焦点を定めることができるようになります。
キーワードは、「しっかりとした自制心と長期的な視点を持ち続けること」です。
そのためには、マーケットの調整も想定しつつ、長期的な視点で投資を続けることが大切になります。
今日の下落幅は想定内
今日の下落のニュースを聞きながら、強がりでもなく、自分の中では想定内のことという感じになっています。
私は新興国株式の比率が高いこともあって、今年も既に大きな調整の場面を経験している感じです。ですが、分散投資をしているので、新興国株式が下がっても全体としてはリスクは抑えられている状況です。
今年はこんな下落が続いていますが、来年にかけては、もっと大きな調整があってもおかしくないと思っています。
そんなときに動揺しないためには、バンガードの4つの基本原則をきちんと自分の中で腹落ちできていることが大切になります。
こんな日は4つの基本原則が実践できているかどうか、自分自身で点検しておきたいですね。
以上、世界株安の日に読みたいバンガードの4つの基本原則…という話題でした。
参考リンク:
金融危機をシミュレーションしておくといいかもしれません。大きな下落を想定しておけば、大抵のことが想定内と感じられるようになります。
下落相場で考えることもシンプルです。長期で投資を続けられる姿勢を考えておくことが重要です。
資産運用で大切なことは、市場の熱狂や狼狽に巻き込まれないようにすることです。市場から距離をおくためにも、「スルー力」が必要になります。