2021/08/13
NIKKEI STYLEに掲載されていた大江英樹さんのコラムが、昨日の日経新聞にも掲載されていました。
投資家目線の大変参考になるコラムです。心に留めておきたいフレーズを紹介したいと思います。
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市場の熱狂や狼狽に巻き込まれない
市場は常にイベントを織り込んで一喜一憂し、ときに熱狂しときに狼狽(ろうばい)する性質を持っています。
資産運用で大切なことは、その熱狂や狼狽に巻き込まれないようにすることです。
今朝の日経新聞一面は、世界の銀行株が軒並み下がっていることを伝える記事でした。EU離脱以来、新聞も悲観的な記事が多く掲載されるようになっています。
こんなときに大切なことは、大江さんが指摘するように、市場の熱狂や狼狽に巻き込まれないようにすることです。
こんなタイミングで、保有する資産を狼狽して慌てて売り、損失を確定してしまうことは、やってはいけないことです。理屈ではわかっている人も多いと思います。
ただ人間は感情で動いてしまうというのも行動経済学で明らかになっている点です。慌てて対応しないようにしたいと思います。
悲観的な記事が多いなかで、投資家目線の素敵なコラムでした。
市場の展開は読めない
今回の出来事での感想をひとつ。
今回の英国のEU離脱で思ったことは、やはり自分には市場の展開は読めないということです。
じつは、追加投資をしようと相場の推移を日々確認していました。
想定の範囲より大幅に下げる場合もあると思っていたので、EU離脱決定のときには追加投資せず、もっと下がったら追加投資しようと思っていたところでした。
しかし、幸か不幸か、案外下がらないもので、追加投資する機会を逃したまま今日にいたっています。
追加投資したところで、大きな違いが生じるかというとそうでもないのですが、自分の予想した展開とは違う値動きでした。
株価の値動きは予測が不可能な「ランダム・ウォーク」なのだと再認識しました。
追加投資については、ルールを決めて対応したほうがいいのかもしれません。この点は今後の課題としたいと思います。