2021/08/13

積立投資を続けて数年になりますが、続けるうえで必要なものがあると思うようになりました。
それは、右から左へ受け流す「スルー力」です。
投資というと、パソコンの画面に向かいながら手間暇かける姿を思い浮かべますが、積立投資の場合にはむしろ逆の力が求められるというのが最近の実感です。
どういうことか、まとめてみたいと思います。
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積立投資に必要な「スルー力」とは
積立投資をスタートした方は気づいたと思いますが、毎日のように自分の資産の評価額が変動していきます。
増えるときもあれば、もちろん減るときもあるわけです。
はじめたころは1日の変動額は、数百円程度の可愛い金額でしたが、6年ほど積立を続けて資産も積み上がっています。
最近では、1日でかなりの金額がプラスになったりマイナスになったりして、毎日が数万円単位のときもあれば、十万円単位で変動することもあります。
ですので、日々の価格変動に一喜一憂していたら「キリがない」という境地になっています。
そんなのを6年間続けていたら、自然と身につけた能力のひとつが「スルー力」です。
たまに口座の評価額は前日比で大きなマイナスがつくことがありますが、この6年の経験によってそうしたことにも慣れてきました。
慣れてきたという境地になれたのは、1日単位ではマイナスだった評価額であっても、1ヶ月単位や1年単位では経験的にプラスに転じることを知ったからです。
1日単位の値動きに一喜一憂するのは「無駄」なことだと思えるようになりました。
1日単位のトレードは求められていない
投資という言葉の一般的なイメージは、値動きにあわせて取引を積み重ねるというイメージだと思います。
ですが、積立投資は、1日単位のトレードは求められていません。
大原則は、買って保持するというバイ・アンド・ホールドです。
上昇相場だった昨年に比べて、今年は上下に変動する相場になっています。値動きにあわせて行動するということは基本的にはありません。
日々の値動きに一喜一憂しないことが重要だと思います。これが積立投資に必要な「スルー力」です。短期の売買をもともとするつもりがないのですから、日々の値動きを気にする必要はないのです。
この「スルー力」を身につけたと思えたときが、初心者から一歩レベルアップした証拠だと思います。
コツコツと長期の視点で投資を続けていきたいですね。
以上、積立投資に必要なものは「スルー力」…という話題でした。
参考リンク:
投資家の最大の敵とは何か。これを知るだけでも景色が変わってきます。
下落相場で考えることもシンプルです。長期で投資を続けられる姿勢を考えておくことが重要です。
資産運用で大切なことは、市場の熱狂や狼狽に巻き込まれないようにすることです。市場から距離をおくためにも、「スルー力」が必要になります。