2021/08/13
昨日は久しぶりに会うメンバーで飲み会をしました。
ふとした話の展開で「資産形成」の話題になりましたが、大半の人は「つみたてNISA」を知らないようです。
多くの同世代がお金の知恵を知らないという現実にふと気づいた瞬間でした。
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「つみたてNISA」利用者は少数派
飲み会で久しぶりに会う仲間と8人で飲み会をしました。
さまざまな話題で盛り上がりましたが、めずらしくふと「資産形成」の話題になったのでした。
話の流れにまかせていると「つみたてNISA」をしているという人は参加者のなかで2人だけ。
私と、もう一人は女性です。
その友達の女性は、金融機関に勤める親しい友人に勧められて「つみたてNISA」をはじめたということでした。
会社の財形を利用している人もいましたが、「つみたてNISA」や確定拠出年金を知っている人は2人以外はほとんどいないという状況でした。
たまたま集まった8人のなかで2人が「つみたてNISA」を利用しているというのは、むしろ現実的な数字なのかもしれません。
「つみたてNISA」の始め方を常識に
前向きに考えれば、ふつうの飲み会で「つみたてNISA」が話題になったということ、それ自体を前向きにとらえてもいいかもしれません。
他の人も興味をもった様子でした。
「少額からつみたてNISAをはじめてみたらいいと思うよ。」といったことを私もコメントしたものの、それ以上の説明はふつうの飲み会ではかんたんではありませんでした。
飲み会から帰ってから思ったのは、どうやったら自然と「つみたてNISA」の知識にたどりつけるようにアドバイスできるだろうということ。
「金融庁が「つみたてNISAガイドブック」を作っているから、ググればいいと思うよ。」というべきか。
それとも、もっと踏み込んで「水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』って本を読んだらいいと思うよ。」というべきか。
なかなか難しいところです。
長期・分散・積立という「つみたてNISA」の基本を何も知らない人に飲み会レベルで伝えるのはかんたんなことではありません。
地元の金融機関が積極的に周知しているといった様子も残念ながら感じられませんでした。
「つみたてNISA早わかりガイドブック」のレベルの話が、多くの人の常識になるといいなと思ったのでした。
少しずつでも、長期・分散・積立という基本を周知する活動が活発になるといいですね。
以上、「つみたてNISA」を多くの人が知らない現実に気づく…という話題でした。
参考リンク:
何も知らない人に「つみたてNISA」を一言で説明するというのはなかなかハードルが高いです。本を読んでもらうのが一番ですが、そんな誘導も難しいですね。
金融機関もネット証券がいいと思うのですが、伝えることはかんたんではありません。
昨年、札幌でも金融庁主催の「つみップ」が開催されました。多くの人が知る機会があるといいですね。
コメント
なるたくさん
こんばんは。お久しぶりです。
つみたてNISAの認知度が低い…。全く同感です。
周りで話題にもなかなかならないですが、販売側にも全く積極性は感じられないです。
つい最近まで銀行員だった人に、つみたてNISAの話をしてみたことがありますが、全く興味がない様子どころか否定的な意見もありました。手数料が低いから、儲からないという単純な意見だと思いますが、会社もつみたてNISAを勧めた人間を評価できるような体系を持っていないのでしょうから、余計勧めにくいのだと思います。
業界的には歓迎されていない商品だからこそ、あえてやって目立ってみるというチャレンジャーな金融機関が出てきてほしいですね!
by silvercatn 2018年8月1日 10:45 PM
silvercatnさん
お久しぶりです。コメントをもらえると嬉しいです。
販売側にも全く積極性は感じられない…これは残念ながら北海道でもそうですね。各金融機関の上層部の多くは「つみたてNISAは儲からない」と思っているのでしょうね。
金融庁の意向に従うふりをしながら、これまでの経営方針を変えないところが多いのだと思います。金融庁の森長官が流れを変えようとしましたが、まだ道半ばというところだと思います。
「会社もつみたてNISAを勧めた人間を評価できるような体系」というのは、大事なところですね。むしろ、そういう方針をとっているところがわかれば、応援してあげたいです。
そうなれば、金融機関に勤めている人も「やりがい」がでてくると思うのですが…どの分野も世の中が変わるには時間がかかりますね。
金融庁も長官が変わりましたので、今後どういう流れになっていくのか、個人的には大いに注目しています。
なるたく
by loloinvestors 2018年8月2日 11:27 PM