2021/08/13
部屋の掃除をしていたところ、2012年4月17日の雑誌「エコノミスト」の記事のコピーがでてきました。
私は2012年5月から積立投資をスタートしましたが、この記事を参考にしながら、熱心に最初のインデックスファンドを選んだのでした。懐かしい。
6年前の記事です。2012年当時のインデックスファンド一覧の信託報酬は、今から考えると驚きます。
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2012年4月の最安インデックスファンド
こちらが当時のエコノミストの紙面です。純資産額も勘案して、マーカーをつけたファンドで積立を開始しました。信託報酬の引き下げ状況が赤字でメモしてあったりして、真剣に選んでいる様子がうかがえます。懐かしいです。
記事を参考に、当時の最安ファンドを書き出してみます。
- TOPIX eMAXIS TOPIXインデックス0.42%
- 先進国株式 外国株式インデックスe 0.53%
- 新興国株式 eMAXIS新興国株式インデックス0.63%
- 先進国債券 DIAM外国債券パッシブ・ファンド0.53%
今のインデックスファンドの信託報酬を知っている人はびっくりする水準だと思います。
これでも、2008年に三井住友アセットのSMTシリーズ、2009年に三菱UFJ投信のeMAXISシリーズが登場して、当時のインデックスファンドの信託報酬の低価格化が進んだと評価されていた時期でした。
投資歴が長い方は、当時の雰囲気もよくおぼえていると思います。
今からみると割高に感じてしまう水準で驚きます。
2012年には、当然のことながら、三菱UFJ投信のeMAXISSlimシリーズも、ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズも、アセットマネジメントOneのたわらノーロードシリーズも登場していませんでした。
先進国株式を例にすれば、2012年の水準から信託報酬が5分の1の水準に下がりました。
この6年をふりかえってみると、低価格化が一気に進んで、いつもニュースがあるような盛り上がった時期でしたね。
今後のインデックスファンド競争の行方は
今年から「つみたてNISA」がスタートして、各社の信託報酬競争は一息ついた状況が続いています。
他社の最安に追随するという三菱UFJ投信のeMAXISSlimシリーズの登場は、良くも悪くも大きく状況を変えたようです。
三菱UFJ投信の信託報酬引き下げの攻勢に、他社が勢いをなくしてしまったような状況が続いています。
このまま三菱UFJ投信が着々と資産を積み上げて、ライバルの追随もなく王者の地位を確保するのでしょうか。
ワールドカップの盛り上がりのように、今年の後半はぜひとも各社に頑張ってほしいですね。
以上、2012年4月の最安インデックスファンド一覧が、ある意味ですごい…という話題でした。
参考リンク:
手数料の違いは大きく影響します。知っておきたいポイントです。
「つみたてNISA」を利用するなら証券会社選びも重要です。証券会社選びのポイントをまとめています。
「つみたてNISA」の普及には、「インデックスファンド」を多くの人に理解してもらうことが必要ですね。