2021/08/13
個人型確定拠出年金iDeCoとつみたてNISAをどのように使ったらいいんだろう…と思う人も多いと思います。
日経新聞に「つみたてNISA」と「iDeCo」を併用して20年の資産形成をした場合、どれくらい増えるのかが試算してありました。
興味深い数字です。おもしろかったので紹介したいと思います。
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iDeCoとつみたてNISAの20年併用で1,960万円
「つみたてNISA」と「iDeCo」は別の制度ですので、もちろん併用することができます。
記事には、「つみたてNISA」を年40万円、「iDeCo」を会社員の年27万6,000円をフル活用して、年3%で20年運用したと仮定した場合の数値がでています。
両方を合計した投資枠は年67万6000円になる。この金額を20年間(総額1352万円)非課税で運用したとして効果を試算してみた。運用利回りは年3%と仮定した。
まず運用益500万円のうち非課税による効果は約100万円。通常の取引口座なら徴収されていた税額だ。さらにイデコへの拠出に伴う所得税・住民税の節税額が110万円に上る。
運用の成果と税優遇の恩恵により、投資元本1352万円は最終的に約1960万円に増える。共働き夫婦の場合、2人で実行すればさらに効果的だ。
年利回り3%は、長期で世界の株式に分散投資することで過去に実現できた水準だ。
元本の総額が1,352万円のところ、つみたてNISA・iDeCoの併用20年で1,960万円にまで増えると試算しています。
iDeCoの節税効果が110万円です。iDeCoは資産形成に有利ですね。運用益の非課税効果も100万円になる計算です。
そして、運用のポイントもきちんと書かれています。
それが「長期で世界の株式に分散投資」です。
もちろん、20年の間には上昇相場もあれば下落相場もあるでしょう。平坦な道のりでは必ずしもないと思います。
それでも、世界の株式に分散投資をして積立を続けていれば、年3%のリターンは十分可能なラインだと思います。
重要なのは、どんな相場でもひたすら続けることです。
iDeCoとつみたてNISAは併用する
所得がある方は、iDeCoを積極的に活用したいところです。非課税メリットは絶大です。
iDeCoだけでは枠が足りないという方は、つみたてNISAも併用していくといいと思います。
他方で、収入のない専業主婦の方はつみたてNISAがいいでしょう。少額でコツコツとしていくと、違った未来になっていくと思います。
今回の試算は現実的なラインになっていますので、実践すればどれくらいの資産形成が可能かがわかります。
着実な資産形成の知恵が、多くのみなさんに浸透するといいですね。
以上、つみたてNISAとiDeCoで資産はどれくらい増える?…という話題でした。
参考リンク:
iDeCoを扱う金融機関は200社近くあります。間違った金融機関を選ぶと手数料で資産は増えません。きちんと金融機関を選びましょう。
「つみたてNISA」も使いやすい証券会社を選びたいですね。こちらで低コストのインデックスファンドが購入できる証券会社をまとめています。
投資がはじめての人は、引き出し制限のない「つみたてNISA」で少額から投資に慣れるのはひとつの方法です。 慣れたらiDeCoも併用することで資産形成が有利になります。