2021/08/13

今日のYahoo!のトップページで、「つみたてNISA、8割「知らない」 来年1月開始、認知度向上が課題」という記事がでていました。
「つみたてNISA」は制度開始前ですが、多くの人がまだ知らない状況です。
「つみたてNISA」普及のカギはなんだろうな…とふと考えてみました。思いついたことを書いてみたいと思います。
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多くの人が失敗体験を持つ
なんとなく眺めていたYahoo!ニュースですが、コメント欄がなかなか興味深いです。
たとえば、こんなコメントが目につきました。多くの人が投資信託で失敗した経験を持っているのです。
銀行員にすすめられるまま、何百万も投資信託を買った
現在は2/3になってる
周囲からは銀行員の言うこと聞いて買うなんてバカだ!と笑われた
10年、20年動かさないお金だからいいけど、右も左もわからない初心者が儲けられると信じて気軽にやるにはリスクが高いと感じた
それ以降、タンス預金と定期預金しかしない
お金の運用は難しい
よくわからない。
投資や運用で少しでも利益を得たいと思っているけど、仕組みや
メリット、デメリットがよくわからん。
税金の扱いや、手数料、その他小さい文字でダラダラ書いている規約
なんかを読む気しない。
結局、面倒くさくてやらない。
初心者のワタシが、
FPのススメで3年ほどNISA+投信をはじめましたが、
分配金がガタ落ちしたのを契機に、
+3%利益(税引き後)で止めました。銀行は、
購入時手数料2.16%と信託報酬1.35%
で、自分以上に儲けていますね。。。
世の中には、一度は投資信託で資産形成に挑戦したという人も多いのです。
ですが、銀行員やFPのいいなりで損をした人や、投資が難しいと思っている人も多いことがこのコメントでわかります。
普通の人には、NISA、つみたてNISA、iDeCoの違いを理解できないままに、投資をはじめられない人もいるのではないのかな…という印象を持ちました。
必要なのはインデックスファンドの魅力を語ること
その一方で、Yahoo!ニュースのコメント欄で、インデックスファンドや積立投資について言及しているコメントはほとんどありません。
今回のニュースの意味がわかっている人は、そう多くないのかな…という印象です。
コメント欄をみていても、制度が複雑でよくわからない、これまでの「NISA」とどう違うの?といった認識の人がほとんどなのかなという気がします。
そして、「インデックスファンド」がわからない人もまだまだ多いのではないでしょうか。
以前、ブログでこんなことを書いていました。
これから投資をはじめる人にインデックスファンドを説明するのはなかなか難しいですが、とにかく、「インデックスファンドは投資初心者の利用に適している」ということが書かれています。
ここをうまく説明していくことが課題のひとつかもしれませんね。来年は「『インデックスファンド』を投資がはじめての人に一番上手に説明する人は誰か」という点が話題になりそうです。
「つみたてNISA」のラインアップの大半は、「インデックスファンド」です。
「インデックスファンド」の魅力をうまく説明できる人が増えることがひとつの重要な条件かもしれませんね。
「インデックスファンド」は、かんたんにいえば「市場をまるごと買うことができる投資信託」です。
インデックスファンドを購入すれば、世界中の有名な企業に投資ができます。インデックスファンドに投資することで、自分と世界経済とのつながりを実感できます。
「つみたてNISA」のラインアップは、インデックスファンドを中心に金融庁が厳選してくれています。大損する投資信託は金融庁が排除してくれていますので、投資の最初の一歩をこれから踏み出すなら「つみたてNISA」から入るのがいいでしょう。
メディアが取り上げる日はいつか
テレビなどのメディアで「つみたてNISA」や「インデックスファンド」という用語を聞くことはほとんどありません。
テレビのニュースでも新聞の一般紙でも、インデックスファンドという言葉を極力使わないように配慮しているようにも思います。メディアではほとんど取り上げらていないのが現状ですね。
「つみたてNISA」の普及には、インデックスファンドの魅力を語れる人が増えることが必須の条件です。
これがなかなか難しいのですが、ブロガーのみなさんのなかでも、インデックスファンドの魅力を上手に説明できる人がでてくるといいですね。
以上、「つみたてNISA」普及のカギは、インデックスファンドのメリットを語ること…という話題でした。
参考リンク:
インデックスファンドを買えば、世界の会社の株主になれます。いくつかの投資信託を買うだけでかんたんです。
積立投資をはじめてみれば、もっと早くはじめればよかったという人が大半です。はじめてみてわかることがあります。
積立投資をはじめてみると楽しいのです。手間いらずのほったらかしで資産形成できるのが、積立投資の魅力です。