2021/08/13
先日、個人型確定拠出年金(iDeCo)の書類が「不備あり」との連絡が楽天証券からありました。
書類がわが家に返送されてきました。なぜ不備ありだったのかがわかりました。
あまり一般性のない情報かもしれませんが、楽天証券でiDeCoをはじめる方の参考になれば幸いです。
sponsored link
目次をタップすると見出しにとびます
書類返却でミスの内容がわかる
書類の返却がありました。
おそるおそる開けてみると、説明書きの書類と該当箇所に付箋がついていました。
こんな理由でした。
イデコ不備の理由が判明。会社で記入してもらった事業主番号が、個人払込なのに事業主払込の番号が記入されているというミスでした。少し経緯もあるので、記入した会社の担当者を責めるわけにもいかないかな…。 #イデコ不備軍
— なるたく(loloinvestors) (@loloinvestors) 2017年2月25日
事業所番号の記入ミスということです。
会社の担当の方には「個人払込」でお願いしたところ、会社の担当者が「事業主払込」用の番号を最初に記入してしまったのがすべてのはじまりです。
送付する前に、個人払込の場合は「個人払込」の事業所番号を書くべきことは担当者の方も気づいたのですが、1箇所のみを訂正して、もう1箇所は訂正しないまま送付してしまったということになります。
そして、訂正したほうも訂正の仕方が「不備あり」でした。
私も今回の申請の手続きで、事業所番号が払込の方法で違うということもはじめて知りました。
私も全然気づかずに送ってしまいました。
2カ所の訂正が必要
こうした事情で返却されたのですが、2カ所の訂正が必要とのことです。
事業所番号相違
ひとつは、事業所番号相違です。
返却書類には次のような説明があります。
ご記入いただいた登録事業所番号は、「事業主払込」の番号です。個人払込をご希望の場合は、「個人払込」番号をご記入ください。
個人払込の場合は、「個人払込」用の事業所番号を書くことになります。
会社の担当の方に書いてもらったのですが、「事業主払込」の番号を記載してしまっていました。
「個人払込」の事業所番号を該当箇所に書いて、自分の訂正印を押すことになります。
訂正印相違
もうひとつは、訂正印相違です。
提出書類は、間違って書いた「事業所払込」の事業所番号を2本線で訂正して、「私の印鑑」を押して訂正していました。
ですが、私の印鑑ではダメなようです。
事業主の証明書の訂正印が事業所の印と相違しているため、お受けできません。押印された訂正印を2本線でご訂正のうえ、改めて訂正箇所に事業所の印をご捺印いただき、ご返送ください。
つまり、私の訂正印を訂正したうえで事業所の訂正印で訂正するということになります(ややこしい)。
なお、この指摘で気づいたのですが、事業所が書くところを訂正する場合には、すべて事業所の訂正印が必要なようです。ホームページに次のように説明があります。
記入内容を訂正する場合は訂正箇所に応じた訂正印を捺印してください。
項目1 ⇒ 加入申出者ご本人の訂正印
項目2~9 ⇒ 事業主の訂正印
書類の最初にある「申出者の情報」(項目1)だけが本人の訂正印、それ以外の訂正は事業主の訂正印ということのようです。
これは間違えたときに間違えそうですね。気をつけましょう。
すべての原因は事業所番号が2つあること
ということで、iDeCoが不備になった理由がわかりました。
今回のすべての原因は、「事業主払込」の場合と「個人払込」の場合とで事業主所番号が違うことにあります。
会社の担当も、個人型確定拠出年金(iDeCo)という新しい業務に不慣れなところで、事業所番号が2つあることが混乱のはじまりでした。
事業所番号はどうしても2つ必要なんでしょうかね。「不備あり」が増える原因だと思います。
今度、別の記事で改めて楽天証券のiDeCoの書類作成の方法について、間違えやすい点を整理してみようと思います。
以上、「不備あり」になった楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)の問題点が判明しました…という話題でした。
参考リンク:
個人型確定拠出年金(iDeCo)では金融機関選びが重要です。iDeCoの金融機関は150社以上あります。どうやって金融機関を選べばいいのかは別のエントリーにまとめています。参考にしてください。