2021/08/13
休日を利用して、インデックスファンドの比較記事をリライトしました。
11月22日にすべて改定されるニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」の信託報酬引き下げもふまえて、各資産クラスの信託報酬と純資産を一覧にしました。
興味がある方はリンク先を参考にしてください。まとめてみての感想をエントリーにしたいと思います。
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ニッセイアセット「<購入・換金手数料なし>シリーズ」の天下
なんとなくニッセイアセットの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」が強そうだと思っていたのですが、他社の商品とどういう関係なのかがよくわかっていませんでした。
自分でまとめてみて、ようやく状況がわかりました。
信託報酬の引き下げにより、ニッセイアセットの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」は、主要資産クラス9つのカテゴリのうち、7つのカテゴリで最低コストのインデックスファンドになっています。
しかも、多くのクラスで2位以降と信託報酬と純資産で大きく差をつけています。その強さがはっきりわかりました。
「<購入・換金手数料なし>シリーズ」のホームページにある開発秘話には、こんなことが書かれています。
日本の投資家が本当に求めているインデックスファンドはどのようなものか?日本でもっとインデックスファンドを普及・拡大させるためにはどうしたらいいのか?私たちの答えは「好循環のきっかけとなるように、手数料に徹底的にこだわったインデックスファンドを作ろう!」でした。こうして<購入・換金手数料なし>シリーズは誕生しました。
その思いを本当に体現してくれたインデックスファンドシリーズだと思います。
「<購入・換金手数料なし>シリーズ」の天下は、当分の間続きそうだという印象を持ちました。
新興国クラスも開発してさらなる発展を
表を作ってみて改めて気づいたことは、「<購入・換金手数料なし>シリーズ」は新興国株式クラスと新興国債券クラスの商品を開発していないということです。
そのため、それらのクラスではまだコスト革命が起こっていない状況にあります。
低コストの新興国クラスの商品があれば、「<購入・換金手数料なし>シリーズ」は、いわば「インデックスファンドの全世界制覇」になります。
日本でもっとインデックスファンドを普及・拡大させるためにも、ぜひとも新興国クラスのインデックスファンドを開発してさらなる発展を期待したいです。
この点、他社のインデックスファンドシリーズにも新興国クラスにはチャンスが大幅に残っています。また、そこをきっかけに、ぜひニッセイアセットに対抗する心意気を見せてほしいです。
個人投資家にとって本当にいい環境になりました。
各社のみなさんには今後ともぜひ頑張ってほしいと思います。
以上、ニッセイアセットの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」のさらなる充実を期待したい…という話題でした。