2021/08/13
今月の日経トレンディの特別対談「竹中平蔵×パックン『トランプ就任後の世界マネーは?』」という記事に目がとまりました。
お笑いコンビ、パックンマックンのパックンことパトリック・ハーランさんはインデックス投資家です。
以前、水瀬ケンイチさんのブログを読んでそのことは知っていました。
対談を読んで、パックンの一言にグッときました。
sponsored link
目次をタップすると見出しにとびます
リスクヘッジには分散投資に尽きる
2017年の予測不能な世界について、対談でパックンは次のように語っています。
崩壊のリスクをヘッジするには、分散投資をすること、これに尽きるでしょう。僕の投資スタイルは、半分以上はインデックスファンド。それも、いろいろな地域、株、債券、金など、多様性を意識しています。
パックン、やはり生粋のインデックス投資家です。分散投資を重視しているといいます。記事内では国内外の実物資産などにも投資していることが書かれています。
そして、2017年の不安定な相場について、分散投資をしている立場から次のように語ります。
17年はどうなるかわからないけれど、どこかで損をしてもどこかでもうかるはず。目先の浮き沈みはあっても、総じて長期的には大丈夫じゃないかと。
これです。分散投資をすることで、この境地に立つことができます。
分散投資のメリットは、リスクヘッジによるこの安心感です。長期投資には必要だと思います。
分散投資は気持ちの安定にもつながる
あまり本などに書かれていませんが、パックンの言葉にあるように、分散投資をすることで不安な相場に対する余裕が生まれます。
分散投資が気持ちの安定につながるという点、あまり強調されませんが大事なことだと思います。
集中投資をすると一気に資産を失うリスクが高まりますし、インデックス投資の場合でも、特定の資産に集中させれば、その資産が一人負けしたときにも自分自身で気持ちを保っていく必要があります。
集中投資でリターンを狙う場合にはタフな気持ちが必要です。
暴落のような相場では分散していても大幅に下落しますが、それでもリスクヘッジになることは変わりはありません。
分散投資をしていれば慌てることはない
そして記事のなかには、パックンの写真の横に次のように書かれています。
分散投資をしていれば慌てることはない。
その通りです。グッときました。
投資がはじめての人にとって、分散投資は特に重要だと思います。パックン、やはりなかなかの人物です。
今月の日経トレンディ、積立投資に個人型確定拠出年金(iDeCo)、ロボアドバイザーと気合いが入っています。
おもしろい特集になっていて楽しめました。
以上、「分散投資をしていれば慌てることはない。」というパックンの一言にグッときた…という話題でした。
参考リンク:
なぜ分散投資がいいのかは理解しておきたいところです。バートン・マルキール教授の話が参考になります。分散投資が「フリーランチ」の唯一の方法です。