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「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」、私はこんな理由でこのファンドに投票しました。

time 更新日:  time 公開日:2017/01/17
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」、私はこんな理由でこのファンドに投票しました。

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」の表彰式が終わったので、私の投票内容について書いてみたいと思います。

1位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」や2位の「たわらノーロード先進国株式」がいいことは、もちろん理解しています。

ですが、悩んだ末に違うファンドに投票しました。

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私は「iFree8資産バランス」に5票

私は4位に入った「iFree8資産バランス」に5票を投票しました。

素晴らしいファンドがたくさんありますが、自分の思いを「iFree8資産バランス」に集中させました。

  • iFree8資産バランス
  • 大和証券投資信託委託
  • 信託報酬 0.2484%(税込)
  • 信託財産留保額なし

「iFree8資産バランス」は、国内外の株、債券などに12.5%ずつ均等に分散投資してくれるバランス型投信です。

特徴は、これ1本で世界中の資産に分散投資できて、信託報酬が0.2484%(税込)と超低コストである点です。

新興国株式がファンダメンタルインデックスである点を差し引いても、次の理由で「個人投資家の資産形成に貢献するファンド」だと思います。

バランス型投信でコスト革命が可能なことを示した

私が「iFree8資産バランス」を評価した大きな理由は、バランス型投信でもコスト革命が可能なことを示したという点です。

バランス型投信については、じつはまだコスト革命が起こっていません。

これまでは、「eMAXISバランス(8資産均等型)」の信託報酬0.54%(税込)が低コストとされていました。「iFree8資産バランス」は「eMAXISバランス(8資産均等型)」の約半分のコストです。

しかも、新興国やリートも含めた8資産に投資をして、0.2484%(税込)です。これは、iFreeの個別のインデックスファンドを自分で組み合わせるよりも低コストになる水準です。

「eMAXISバランス(8資産均等型)」は今回15位と、急速に順位を下げる結果となりました。

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」は、「自分たちにとって本当によいと思える投資信託」を選び、「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。

「あ、バランス型投信ってこんなに低コストにできるんだ。」ということを気づかせてくれたという点で、「iFree8資産バランス」は大きな意義を果たしたと思います。

「これ1本でOK」というファンドが必要

手間をかけずにシンプルに積立投資ができることが大事です。

はじめて投資をはじめようとする人の多くが、「どの資産をどう選べばよいかがわからない」、「1本でいろいろな資産に投資できるものがほしい」、「わかりやすく、シンプルなのがいい」と思っています。

アセットアロケーションを自分で組み合わせるのが積立投資の王道ですが、それなりの知識と技術が必要です。車でたとえるならマニュアル車です。

投信ブロガーは、ブログを立ち上げるくらいですから、私を含めていわばマニアです。当然「マニュアル車でコーナーを攻めるのがふつう」だと思っている人が多いでしょう。

ですが、ふつうの人が投資信託で資産形成をしていくには、車でいうオートマ車が必要です。

それが「これ1本でOK」というバランス型投信です。「iFree8資産バランス」のような超低コストのバランス型投信なら、これ1本で投資をはじめることができます。

リバランスも不要ですので、自動積立の設定をすれば「究極のほったらかし」が完成します。

こんなことを考えるのは、私が2012年から積立投資をはじめて、まだ”素人”の時代をよくおぼえているからかもしれません。

“1番ピン”はまだ残っている

とはいえ、バランス型投信は発展途上だと思います。

8資産バランスは機械的に均等配分をしたい人にとっていいバランス型投信ですが、均等配分の他に、GDP比率や時価総額加重平均の低コストバランス型投信もほしいところです。

「全世界株式」の低コストインデックスファンドも日本にはありません。

今ある「世界経済インデックスファンド」や「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」などが信託報酬の引き下げを決断してくれるのがベストです。

より低コスト化したバランス型投信が、ふつうの人の資産形成のためにあるといいと思います。

アメリカでは多くの人が投資をしているといいます。それはバンガード社のETFのように、「1本で完結する低コストファンド」があるという充実した投資環境が大きな要因ではないかと思っています。

投資信託の”1番ピン”はまだ残っていると思うのですが、私だけですかね?

超低コストのバランス型投信を業界に登場させて、「資産配分で迷うのなら、分散投資された低コスト投信1つを選んでおけば間違いないよ。」という流れを作れたら、1番ピンをおさえて投信業界のトップになれると思うのですが。いかがでしょうか、投信会社のみなさま。

そんな思いを込めて、最初の一歩を踏み出してくれた「iFree8資産バランス」を支持しました。

これ1本で誰でも低コストで投資ができるという「リーサル・ウェポン」の登場を、私は待ち望んでいます。

以上、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」、私はこんな理由でこのファンドに投票しました…という話題でした。

 

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なるたく

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40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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