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公的年金5兆円の損は国民1人あたり約5万円の損?

time 更新日:  time 公開日:2016/07/11
公的年金5兆円の損は国民1人あたり約5万円の損?

今日の午後は車で移動していたのですが、ラジオから「公的年金の損失5兆円ってどういうこと?」という話題が聞こえてきました。

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公的年金の損失5億円って?

聞いていたのは北海道のFM局Air-G、松尾亜希子さんの「Sparkle Sparkler」です。以前にも聞いてブログで取り上げた番組になります。

解説は、北海道で活動されているFPで社会保険労務士の川部紀子さんで、話の展開はこんな感じでした。

  • 公的年金は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)で運営されていること
  • 損失5兆円という一方で、前年度はプラス15兆円だったこと
  • リスクとリターンは切っても切れない関係なこと

女性2人の心が軽くなるトークを楽しく聞くことができました。

考えてみると、お金の話を女性2人が楽しそうに話しているというのは、案外聞いたことがありません。これからの時代、これがウケるかもしれません。

川部紀子さんがブログにも書かれています。

 

 

年金基金を通じて私たちはインデックス投資をしている

今回のインデックス投資ナイト2016でも、ゆうきさんが「年金基金を通じて私たちはインデックス投資をしている」という話をされていました。

国民全員がインデックス投資家というわけです。

ただ、インデックス投資を理解している人と、投資をまったくしていない人とでは、このニュースの意味は大きく違って聞こえるのかもしれないと思いました。

私もインデックス投資をはじめる前の段階だったら、このニュースの意味がよくわからなかったかもしれません。

一時的な運用損だけを理由にGPIFなどを批判するのは、私にはどうも的外れな意見に聞こえます。

公的年金5兆円の損は国民1人5万円の損?

とはいえ、公的年金の運用にはいろいろと問題がありそうです。山崎元さんが先週のテレビで解説していたものが参考になりました。

Youtubeにあったのでリンクしておきます。

 

山崎元さんのお話のポイントはこんな感じです。

  • 現時点では、さらに5兆円の損をしている
  • 公的年金1兆円の損は、国民1人あたり約8,000円の損に換算できる
  • 公的年金5兆円の損は、国民1人約5万円の損に計算できる
  • 運用の内容はすみやかに公開したほうがいい
  • 公的年金は、金融版の公共事業利権のようなもの
  • 山崎さんの結論は、巨額の積立金運用は不要である

公的年金は、金融版の公共事業利権のようなものという山崎さんの指摘は重要だと思いました。テレビでも山崎さんは切れ味鋭いですね。

たしかに、どのようなコストで公的年金が運用されているのか、私はよく知りません。高コストなのでしょうか。運用結果もすみやかに公表したほうが印象はよくなると思います。

こんな解説を聞くと、巨額の年金を運用したほうがいいかということ自体、ひとつの重要な論点なのかもしれないと思いました。

7月29日に公的年金の運用が公表予定です。

…って結構先ですね。笑

どんな騒ぎになるのでしょうか。

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なるたく

なるたく

40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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