2021/08/13
数日前ですが、日経新聞に田村正之さんの署名記事がありました。
粛々とリバランスを実行することは、個人投資家にとって悪くない選択だという記事です。
これから積立投資をする人に参考になる記事なので、ブログに残したいと思います。
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リバランスで健全化
来年の2017年も相場の懸念材料はたくさんあります。
不透明な来年の相場を迎えるにあたり、リバランスをしておくのはひとつの手です。
リバランスは、自分が本来想定していた資産配分にもどして健全化させるとともに、リターンを向上させる効果があるというのがこの記事の内容です。
グラフをみればわかるとおり、年末ごとにリバランスをすることでリターンが向上しています。
また小刻みにリバランスすることは相場に乗れないためにリターンの向上につながりません。これも積立投資をこれからする人には大事な点です。
記事のポイントになる部分を引用しておきます。
時期にもよるが、長期ではリバランスしたほうがリターンも向上した。割高になった資産を一部利益確定し、割安になった資産を一部買い増すことを繰り返すことになるからだ。
ただしあわてて小刻みにやり続けると、大相場に十分乗れなかったり、逆に暴落の途中で資産を買い増してしまったりすることにもなりやすい。
忙しい個人の場合、例えば自分の誕生日などに年に1度リバランスする、と決めておくくらいでいいとの声が多い。トランプ相場でも、自分が決めたリバランスの時期に乖離(かいり)が大きくなっていれば、そこで実行することになる。
リバランスでは割高になった資産も全部は売らず当初の比率では残っているので、相場上昇が続いた場合もそれなりについて行けるのが強みだ。
私の場合は、年の瀬に資産配分を確認して、大きく崩れていなければそのままに、崩れている場合にはリバランスという計画でやっています。
定期的なリバランスがひとつの選択
この年末の相場上昇で資産配分が崩れている人もいるかと思います。
確認をして自分の資産配分が崩れているようなら、近いうちにリバランスを計画することもひとつです。
私の場合は数年に1度です。このリバランスの作業が面倒だという人もいますが、年末の大掃除と同じで、崩れた資産配分がきっちりとなるので、むしろ気持ちがいい瞬間です。
私は好きな作業です。やることがほとんどない積立投資、これくらい自分の裁量を残しておきたいと思います。
以上、粛々とリバランス実行は、個人投資家に悪くない選択…という話題でした。