2021/08/13
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住宅ローンがあるときに積立投資をすべきではない?
投資をはじめるときに悩んだ点があります。
それは、住宅ローンがあるときに積立投資をはじめていいのかという点です。
投資の本などには、住宅ローンがあるのならば投資をしないほうがいいとする見解が多く、それがどうやら多数派のようだということがわかりました。
住宅ローンを払いながら投資をすることはリスクを背負いすぎるということのようでした。それはたしかに一理あります。
また、住宅ローンを繰り上げ返済することは、ローン金利分のリターンを得ることと同じ効果があるので、確実に住宅ローンを返したほうがいいという意見もあります。それもよく理解できます。
投資の本のなかには、住宅自体を買うべきではないとあえてコメントしてあるものもあり、マンションを買ってしまった自分としては、なんともいえない気分になっていましたw
住宅ローン控除との関係は?
考える必要があるのは住宅ローン控除との関係です。
住宅ローン控除とは、平成21年から景気刺激策として取り入れられたもので、正式には「住宅借入金等特別控除」といいます。
借り入れした住宅ローンの年末時点の残高の1%分、その年払った所得税の還付を受けられたり、来年支払う住民税が減ったりする制度のことです。
私もまさにその恩恵を受けられると思ってマンションを購入しました。その後、税金の還付を受けましたが、それなりの金額になる還付で、節税効果としては高いと思います。
もし繰り上げ返済をすれば、受けられる住宅ローンの控除額を小さくしてしまうという問題もでてきます。
住宅ローンには団信もある
住宅ローンには団信もあります。
正式には「団体信用生命保険」というもので、ローンの返済途中で死亡、高度障害になった場合に、本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残高を支払うというものです。
うちには妻と小さい子どもがいるので、自分に万が一のことがあったときには、団信のメリットはあると思います。
住宅ローンを繰り上げ返済すればローン金利分を支払わなくてよくなりますが、団信のメリットを考慮すれば無理をして早期に住宅ローンを返済しなくてもいいという考えもありうると思います。
簡単に試算してみた
私の場合、マンションを購入する際に頭金をそれなりに用意して、住宅ローンの金額をそれなりに抑えました。
当時試算してみましたが、住宅ローン控除のメリットがあることから、初期の段階から積極的に繰り上げ返済をしたとしても、大きなメリットにはならないと判断した記憶があります。
その後、3年を経過して特別金利の期間を超えたときは、銀行で金利について交渉してみました。やはり何事も交渉してみるもので、当初提示された金利よりも低い金利のオファーがありました。
この段階でも試算しましたが、やはり繰り上げ返済のメリットはさほど大きくないという結果でした。
私の場合は、繰り上げ返済のメリットはさほど大きくないことから、とりあえず繰り上げ返済はしないまま現在にいたっています。
現状では、住宅ローン控除がなくなる10年目に、繰り上げ返済ができるようにしようと思っています。
試算はかんたんにできる
返済額が大きい方や高い金利で借りている方の場合は、繰り上げ返済のメリットは大きいので、人それぞれ一概にはいえないところです。
一般的には、借入額が多く、金利が高いほど、早期に繰り上げ返済をしたほうが有利になります。
ネット上で試算ができるサイトもあるので、繰り上げ返済でどれくらいメリットがあるのか、その概算を把握するのはかんたんです。
どういう対応をしたほうがお得か、確認しておくことをおすすめします。
住宅ローンと積立投資はリスクが大きい?
住宅ローンがあるときに積立投資をすることはリスクを大きすぎるという意見は、なるほどと思うところもあります。
住宅ローンがある人は、そちらの返済を優先したほうが得策かもしれませんので、積立投資をするかどうかはお考えになったほうがいいと思います。
積立投資をしない生活を続けたほうがいいのではとも思いましたが、積立投資をやってみたいという好奇心はどうにも抑えることができずw、トライアルでやってみることにしました。