2021/08/13
積立投資の醍醐味のひとつは、資産配分を決めることです。
ただ、どんな割合で決めるか迷いますよね。
最近、個人的にいいなと思っているのが、世界のGDP比率で資産配分をする方法です。これなら「世界経済をまるごと買う」イメージに近くなります。
世界のGDP比率で分散投資する方法について書いてみたいと思います。
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GDPとは
そもそもGDPとはなんでしょうか。
何の略語かというと、Gross(総計)、Domestic(国内)、Product(生産)です。
日本語だと、国内総生産と訳されています。
GDPは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。 “国内”のため、日本企業が海外支店等で生産したモノやサービスの付加価値は含まない。
各国で生産されたモノやサービスの付加価値の合計額がGDPです。
GDPをみることで、各国の経済成長がわかります。
GDP比率でシンプルに分散投資する方法
(参考)世界経済インデックスファンド
GDP比率で分散投資をするにはどうしたらいいでしょうか。
この円グラフは「世界経済インデックスファンド」のものです。三井住友トラスト・アセットマネジメントが、IMF「世界経済見通し2016年10月」データを基に作成しています。
一番かんたんな方法は、GDP比率を基本にして資産配分をしている「世界経済インデックスファンド」を購入することでしょう。これならバランス型投信一本でGDP比率で全世界に投資ができます。
そして、さらに低コストにGDP比率で世界に投資する方法として、3つのインデックスファンドをGDP比率で組み合わせる方法があります。
GDP比率にするには、この割合にすればいいわけです。
先進国54.4%、新興国30.5%、日本6.2%
この割合にすれば、GDP比率になります。
これだとやや数字が細かいので、世界経済インデックスファンドを参考にすれば、「先進国6:新興国3:日本1」にすればシンプルな比率になります。
先進国株式、新興国株式、日本株式のインデックスファンドをこの割合で買えばいいわけです。これで低コストにGDP比率で全世界に自分のお金を分散投資できます。
リスクを下げたいのであれば、債券を一定割合組み入れればいいでしょう。
もちろん、インデックス指数の各国の組み入れ比率が実際のGDPと違うので、厳密な意味でのGDP比率にはなりません。
ですが、これが一番かんたんな「世界経済をまるごと買う」イメージに近い資産配分になります。
世界経済の発展を享受する
資産配分には、均等に配分してもいいですし、時価総額比率にする方法もあります。人それぞれでいいと思いますが、自分が惹かれるのはGDP比率なんですよね。
「世界経済をまるごと買う」という感じが好きです。世界経済の発展を享受することができます。
NISA口座で世界経済インデックスファンドを買っているのも、そのコンセプトが自分好みだということがあります。
それぞれ、自分にとっておさまりのいい資産配分を決めていきたいですね。
以上、世界のGDP比率で分散投資をする方法…という話題でした。
参考リンク:
2050年の世界は、新興国が伸びることが予想されています。私は新興国株式についても一定割合を購入していきたいと思っています。