2021/08/13
モーニングスターに興味深い記事が掲載されていました。
「こだわりたいインデックスファンドの運用コスト、0.1%でも馬鹿にできない差」という信託報酬に関する記事です。
信託報酬が低いほうがいい、というのは少しずつ多くの人に理解されるようになっていますが、パフォーマンスにどれくらいの違いが生じるのかというのは、具体的なところはわかりにくいところです。
詳細は記事を読んでもらうことにして、記事のポイントをご紹介したいと思います。
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信託報酬の差がパフォーマンスに大きく影響する
記事には、信託報酬が年0.1023%の「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と年0.66%の「eMAXIS先進国株式インデックス」を比較した内容が掲載されています。
いずれも三菱UFJ投信のインデックスファンドで、マザーファンドも同じです。
信託報酬の違いだけで、どれだけのパフォーマンスに差がでるのでしょうか。
記事では、2020年3月16日に100万円を投資したとして、2021年8月11日に解約した場合、100万円あたりの解約時の受取額の差を計算してくれています。
つまり、直近の約1年5ヶ月の100万円あたりの受取額の差ということですね。
記事には次のように書かれています。
運用コストの差は、多くの販売会社で取扱いのある「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と「eMAXIS先進国株式インデックス」との間でも同様に生じている。2020年3月16日に運用を開始して21年8月11日現在の差は0.80%で、100万円あたりの解約時の受取額(税引き前)の差は1万4183円だ。
つまり、たった約1年5ヶ月の運用で、100万円あたりで1万4183円の受取額に差が生じたということです。
金額で示されると結構な差に感じます。
信託報酬の違いは、長期ではより大きな運用の違いになりますので、この数字からも信託報酬が非常に重要なことが理解できます。
信託報酬に注目しよう
インデックスファンドで積立投資をスタートするなら、まずは信託報酬に着目するといいでしょう。
コストの低いインデックスファンドが確実に購入できるのはネット証券です。
確実に低コストのインデックスファンドを選んでいきたいですね。
以上、信託報酬の差がパフォーマンスに影響する…という話題でした。
参考リンク:
インデックスファンドの信託報酬はこちらで概要を確認できます。確実に低コストのものを選びたいですね。
証券会社選びも重要です。私は使いやすい楽天証券を愛用しています。
インデックスファンドにはさまざまなメリットがあります。シンプルに資産形成を進めることができます。