2021/08/13
お金の心配をしないで人生を歩みたい…多くの人がこう願っていると思います。
漠然とした将来の不安を感じることもあると思います。
長期の資産形成に取り組むことが、今の安心をつくることにつながります。これは資産形成に取り組んでみて気づいたことです。
どういうことなのか、今日はそれをテーマにしてみたいと思います。
sponsored link
死ぬよりも惨めなことがある
最近発売されたバートン・マルキール教授の『ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版>』には、次のようなフレーズがあります。
死ぬよりも惨めなことがあるというのです。
死ぬよりも惨めなことは、貯えを使い果たした後も生き続けなければならないことなのだ。そして専門家の予想によれば、団塊の世代に生まれた人のうち、少なくとも100万人は、少なくとも100歳まで生きるということだ。(364頁)
人類は、かつて経験したことのない「長生き」の時代に突入します。
貯えを使い果たした後に生き続ける事態を回避するためにはどうしたらいいのか。バートン・マルキール教授は、若いうちから倹約に徹して、なるべく早く投資を続けていくことを推奨しています。
もちろん、リスクをとりたくないという人は貯金だけということでもいいでしょう。私も投資のリスクが怖いと思っていた時期がありました。
私が資産形成をはじめて経験したことは、インデックスファンドの積立を少額からスタートしてみるだけでも、世界経済の動きを知ることができて人生が豊かになるということです。
興味がある人は、ほんの少しの勇気と行動力で資産形成をはじめてみると、違った景色が見えてくると思います。
資産形成が今の安心をつくる
そして資産形成をはじめてみて実感したことがあります。
それは、資産形成は「老後」の安心だけではなく、「今」の安心をつくるということです。
長期で積立を続けていくうちに、こうした積立を続けていけば、ある程度の将来のお金を用意できるだろうと思えるようになりました。
そう思えるようになれば、貯えを使い果たした後も生き続けるという惨めな人生を心配する不安も小さくなくなります。資産形成をすることで、「今」の安心が生まれてくるのです。
若い人には時間というメリットがあります。
早いうちに「つみたてNISA」をきっかけに資産形成の一歩をスタートできるといいですね。はじめてみると、インデックスファンドを使った資産形成は思った以上に楽しいです。
老後の不安は、自分自身の行動で小さくしていきたいですね。
以上、長期の資産形成に取り組むことが、今の安心をつくる…という話題でした。
参考リンク:
「2000万円問題」で話題になった金融庁のレポートが指摘していたのは、こうした資産形成の必要性でした。長生きする時代です。多くの人に資産形成の重要性を共有してほしいと思います。
投資のリスクが怖い…という人は、分散投資です。パックンが分散投資の重要性を指摘しています。
投資で重要なのは「感情」をコントロールすることです。行動経済学で「ハーディング現象」というものがあります。行動経済学の知見は、冷静な判断に役立ちます。