2021/08/13

投資信託で資産形成をはじめるときに、誰もが最初に悩むのがファンド選びです。
数えきれないほどの多くのファンドがあります。また、指数に連動するインデックスファンドよりも、プロのファンドマネジャーが運用するアクティブファンドのほうがいいのでは…?という疑問も生じるところです。
アクティブファンドの成績について参考になる記事がありましたので、ご紹介したいと思います。
sponsored link
多くのアクティブファンドはインデックスファンドの成績を下回る
日本経済新聞の記事に、投資信託の運用効率の比較データが掲載されていました。
表にあるとおり、インデックスファンドを上回る成績を上げる運用会社もありますが、その多くはインデックスファンドの成績を下回っているそうです。
記事によれば、国内株式型では45社中31社、先進国株式型では49社中42社、バランス型では38社中33社がインデックス型平均を下回るとのこと。
つまり、国内株式型では約3分の2、先進国株式型で約9割の会社がインデックスファンド成績を下回るということになります。かなり衝撃的な結果です。
バートン・マルキール教授が、アメリカの傾向としてこうしたアクティブファンドの傾向を指摘することが多かったですが、この記事からは、日本国内でも同様の傾向にあることがわかります。
アクティブファンドの成績を下げる要因のひとつは、運用コストです。
アクティブファンドにとって不都合な真実ですが、多くの個人投資家にとって知っておいて損はない情報だと思います。
インデックスファンドを中心に運用する
頑張っている運用会社もありますので、私個人としては、アクティブファンド自体を否定するつもりはありません。
ただ、多くのアクティブファンドの成績は、インデックスファンドの成績を下回っているというのが現状です。
投資をはじめるなら、まずは低コストのインデックスファンドを中心に選んで、長期・分散・積立で資産形成をするのが賢明な選択だと思います。
リスクをとる以上は、着実な選択をしていきたいですね。
以上、多くのアクティブファンドは、インデックスファンドの成績を下回る…という話題でした。
参考リンク:
リターンの源泉は幅広い分散と低コストです。それをかんたんに実現してくれるインデックスファンドというツールを、うまく利用したいですね。
コストを下げることが投資のリターンを高めます。小さな差が大きな運用成績の違いを生みます。
インデックスファンドの魅力は、世界にかんたんに投資できることです。多くの人に知ってほしいツールです。