2021/08/13

TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』に山崎元さんが出演していました。
インターネットで楽しめます。
金融庁の報告書を話題のきっかけに、山崎元さんらしい話が展開されていて楽しめました。
その中で印象に残ったのが「今の収入は、今使うお金と将来使うお金に分ける」というものです。
sponsored link
収入は、今使うお金と将来使うお金に分ける。
山崎元さんが出演したラジオは、下記のリンク先から聞くことができます。
43分程度の番組です。
インターネットでこうした内容を誰でも聞けるのはいいことですね。
番組で印象に残ったフレーズはこういった内容です。
- 今もらった収入は、今の生活費だけではなくて、今の生活費と将来の生活費に振り分けなければならない。これは低所得でも高所得でも同じ。あくまでも自分の数字で考えてみることが必要。
- 平均という情報は誰も幸せにしない。報告書は、雑な部分もあったかもしれない。
- 人生100年時代というのは、金融商品を売りつけるための常套句。もっている資産を上手に使うことで資産寿命を伸ばすことが重要で、資産を増やすことが大事なわけではない。
- サラリーマンの場合は、手取りの15〜20%を将来に向けて貯めていくことでつじつまが合う。フリーランスの場合は25〜30%。計画的に使うことが大事。
- 金融のワンストップサービスというのは危険。
- 多様なニーズ、多様なサービスは曲者。手数料が高い商品を売るためのフレーズ。
- 投資をするなら、シンプルに効率的なものがいい。たとえば、国内外のインデックスファンド。
- 手数料が年0.5%を超える商品はどれもダメ。人間のリスクを避ける。
- 年金は払うほうが得。年金を利用しないという選択は、損をする。
- 公的年金は持続するが、年金で足りない部分については計画的に自分の資産でカバーする。
山崎元さんのメッセージが、多くの人に共通の金融リテラシーになるといいですね。
特に大事だと思ったのは、「今の収入は、今使うお金と将来使うお金に分ける」というメッセージです。
将来が不安だとしても、今できることをはじめるということですね。
これは低所得でも高所得でも同じで、あくまでも自分の数字で考えてみることが必要だと語ってくれています。
毎月の収入から一部を積み立てる
将来のためにできることは、毎月の収入から一部を積み立てることです。
収入の1割でも2割でも積み立てていけば、将来的にはそれなりの金額になります。そのなかから一部を「つみたてNISA」や「iDeCo」に割り振ればいいということです。
山崎元さんのラジオ、勉強になりますのでアップされているうちにぜひどうぞ。
マネーリテラシーを身につけてシンプルに資産形成をしていきたいですね。
以上、収入は、今使うお金と将来使うお金に分ける…という話題でした。
参考リンク:
クローズアップ現代+の放送も記事にしていました。こちらの山崎元さんのコメントも金言です。
インデックスファンドというのは、指数に連動する投資信託のことです。市場全体を購入できる便利な金融商品です。
お金の知恵は本から学ぶことができます。私が読んで勉強になった投資本11冊をまとめています。