2021/08/13
3月5日のテレビ東京「ガイアの夜明け」は、村上世彰氏の特集でした。
今はシンガポールと日本を拠点に投資活動を続けているそうです。村上世彰氏の生き方と考え方がわかる番組でした。
そのなかで、村上氏が父親から教わった「投資の格言」が「深い」と思ったので、ここでご紹介したいと思います。
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村上世彰氏が父親から教わった「投資の格言」
村上世彰氏の父親は貿易商だったそうで、小学5年生の頃から投資をスタートしたといいます。
番組のなかで父親から教わった「投資の格言」として、次のような言葉を披露していました。
さらっと紹介されていましたが、「なるほど。深いな。」と思う一言です。
それがこちらです。
1番高い時に売れると思うな
1番安い時に買えると思うな
上がり始めて世の中が変わり始めた瞬間を
見極める能力を付けなさい
これは、株価が下がりきって「上がり始めて世の中が変わり始めた瞬間」に買うということですね。
投資の基本は「安く買って高く売る」ことです。
大事なのは「買うタイミング」です。「買うタイミング」を見極めることができるのであれば、投資はうまくいくのです。「安く買って高く売る」ことが普通に実践できるようになれるのであれば、投資もうまくいきます。
ただ、難しいのは「1番安い」ときと「1番高い」を見極めることです。それは本当にかんたんなことではありません。
ですので、「上がり始めて世の中が変わり始めた瞬間を見極める能力を付けなさい」というアドバイスに大きな意味があります。
こうした「投資の嗅覚」みたいなものが理解できるようになると、また投資の幅も広がっていくような気がします。
安く買って高く売る
この「投資の格言」でわかるのは、「タイミングを見極める」ことの重要性です。
番組のなかで「安く買って高く売る以外の商売があったら教えてよ。これがビジネスじゃないか」と述べていましたが、投資でもビジネスでもこれが基本ですね。
ただ、安いタイミングを見極めるのは、それなりの知恵と経験が必要なところです。
ですので、投資がはじめての人は、ドルコスト平均法で下落相場の安い時期にも拾っていくというのは、誰でも実践できる賢い方法のひとつだと私は思います。
「安く買って高く売る」、この感覚をビジネスでも投資でも身につけていきたいですね。
おもしろい番組内容でした。
以上、村上世彰氏が父親から教わった「投資の格言」…という話題でした。
参考リンク:
個別株がアンダーバリューであることを見極めるのは、そう誰でもわかるわけでもありません。まずはインデックスファンドで投資に慣れていくのはひとつの方法です。
安く買えるタイミングのひとつが「暴落時」です。多くの人が理解していませんが、暴落時はむしろ「買うチャンス」です。
安く買うためには元手が必要です。ドルコスト平均法で購入しつつ、少しは追加投資の余地も残しておくのが好みのスタンスです。