2021/08/13

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」の表彰式が終わったので、私の投票内容について書いてみたいと思います。
今回は正直に言ってどれに投票するかは悩みましたが、これまで例年、1本の投資信託に5票を集中的に投票してきました。
この1年で業界の発展に貢献して、自分自身も投資したいファンドはどれだろう、と悩んだ結果1つのファンドに投票しました。
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「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に5票
私は今回1位になった「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に5票を投じました。
この1年で業界の発展に貢献して、自分自身も投資したいファンドはどれだろうと考えた結果、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に投票しました。
自分のコメントは下記のようなものをつけました。
先進国株式クラスで信託報酬0.1177%(税込)は驚異的です。数年前では考えられない圧倒的な低コストで、この1年で最も個人投資家に貢献したファンドだと思います。三菱UFJ国際投信の顧客目線のこの1年の取り組みも素晴らしいです。
かなりシンプルなコメントでしたね。今思えばもっとコメントを熱く書いておけばよかったと後悔しています。
このほかにも、次のようなコメントが寄せられています。
- 業界最低水準の運用コストを目指すインデックスコストのため、迷うことなく積立を続けられます。
- MSCIコクサイ連動インデックスファンドで信託報酬が最も安く、今後もその水準が続くと考えられるため。
- 先進国の株式に非常に低コストで投資できるのが嬉しいです。
- 同シリーズの中でもズバ抜けて低い信託報酬を好評価しました。
まだまだ純資産を増やして、運用会社にとっても保有者にとっても利益あるファンドを目指してください!- このファンドの登場により、2018年の先進国株式の信託報酬引き下げラッシュが始まったと思います。守りに回らずこれからも革命児でいて欲しいです。
- 100円から買付でき業界最安値の信託報酬を目指すと宣言していることに期待をこめて。
- 低コスト競争の雄として。ニッセイよりも運用成績が良いのもプラス評価。運用実績は短いですが、これからは従来の受益者を置いてけぼりにされないことを期待します。
- 絶対的な人気と低コストに対する大きな安心感
個人投資家がコントロールできる要素の1つは、コストです。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は、投資信託でETF級の低コストを実現しました。
低コストで100円から先進国株式のインデックスファンドを購入できる環境を実現したのは、大きな意味があったと思っています。
印象が変わった「eMAXIS Slim」シリーズ
ふりかえれば、三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim」シリーズを発表した当初は、正直にいってあまりいい印象ではありませんでした。
「eMAXIS Slim」シリーズは、2017年2月に「業界最低水準を目指し続けるインデックスファンド」として登場しました。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の信託報酬は、発売当初は0.216%(税抜0.2%)でした。
他社の最安に追随するということは、「このファンド自体は、手数料をより安く設定することは目指さない」ということを意味します。ですので、潔い感じがしなかったというのが最初の印象でした。
また、同じマザーファンドのeMAXISシリーズと併存するということで、一物二価になっているのもあまり印象がよくありません。
ですが、その後の躍進をみるにつけて印象が変わりました。
信託報酬を引き下げ続けて、先進国株式クラスが信託報酬0.1177%(税込)にまでなったのは、このファンドのおかげといって間違いありません。
また、個人投資家の交流の機会で「eMAXIS Slim」シリーズの善し悪しについて話をする機会も多かったのですが、革命的な水準のコストを実現した「eMAXIS Slim」シリーズの価値は大きいという他の人の意見を聞くことも多かったのでした。
そんな交流のなかで、私の印象も少しずつ変わっていきました。
三菱UFJ国際投信の情報発信など、顧客目線のこの1年の取り組みも素晴らしかったと思います。実質コストも低いことが確認できた1年でもありました。
この1年で個人の資産形成に最も貢献したファンドだと思います。
自分も「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に
2019年からは先進国株式クラスを「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に変更することにしました。
自分自身のアセットアロケーションのコア部分を担う商品になると思って、今回は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に5票を投じました。
私のように、全く動きを見せなかった「たわらノーロード先進国株式」の反動として、機動的な動きをみせた「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に魅力を感じた人も多かったのかもしれませんね。
三菱UFJ国際投信には引き続き頑張ってほしいと思います。
以上、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」はこのファンドに投票しました…という話題でした。
参考リンク:
「業界最低水準を目指し続けるインデックスファンド」として登場した「eMAXIS Slim」シリーズです。発売当時の印象は、ブログ記事を見返すと思い出します。
信託報酬は投資のリターンに大きく影響します。低コストの投資信託を積極的に選んでいきたいですね。
信託報酬はお金に換算するとイメージしやすくなります。資産が大きくなると、意外に違いが大きくなります。