2021/08/13
竹川美奈子さんの2018年9月発売の新刊を読みました。
タイトルの通り、「このまま貯金だけでいいのかな…?」と思っている投資がはじめての方に最適な1冊です。
「お金を大きく育てる」ノウハウを知りたいというのは、誰しも持っている願望だと思います。
投資信託のイロハをわかりやすく教えてくれます。
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著者の竹川美奈子さんとは
著者の竹川美奈子さんは、LIFE MAP, LLC代表/ファイナンシャルジャーナリストで、現在、投資のすそ野の拡大に取り組んでいる中心人物の1人です。
「1億人の投信大賞」選定メンバーであり、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」運営委員をされるなど、まさに個人投資家のために活動をされています。
個人投資家に参考になる著書も多数出版されています。
2016年の「臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話」では、個人投資家の実践記録が多くの人に参考になることを示してくれました。
最近も著書を次々と発売されています。「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門」や「貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからのとってもやさしいお金のふやし方」では、多くの読者を獲得して、竹川美奈子さんの本で積立投資やiDeCoをスタートしたという方も多いのではないでしょうか。
今年は「税金がタダになる、おトクな 「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門」が発売されました。「つみたてNISA」を知りたいならこちらの一冊がわかりやすいです。
竹川さんの本は、いずれもアマゾンのレビューで高く評価されています。私も愛読している著者の一人です。
本書の特徴
本書は2013年に発売された書籍の改訂版になります。最新の内容とデータを反映したものになっています。
本書の特徴を指摘すれば、次の3つに整理することができると思います。
その1は、基本を1からわかりやすく教えてくれるところです。
投資信託には、じつはさまざまな用語があります。
ノーロード、インデックスファンド、アクティブファンド、ベンチマーク、MSCIコクサイ、手数料、目論見書なんていう基本の用語の意味をご存じでしょうか。
私も投資をはじめようと思ったときには、何一つわかっていませんでした。本書は、こうした用語を1から挿絵付きでわかりやすく教えてくれます。
宗誠二郎さんのイラストもかわいいですね。挿絵がわかりやすさにつながる工夫になっています。
その2は、投資信託の選び方や金融機関の選び方まで丁寧に解説してあるところです。
世の中には、購入してしまうと大きな損になる「地雷商品」が残念ながらたくさんあります。本書を読めばそれを回避できますので、それだけでも大きな価値があります。
この本を読めば、おすすめの商品や買い方や解約の仕方まで、この1冊で知りたいことがすべて書かれています。
その3は、竹川美奈子さんの思いや考え方がきちんと反映されているところです。
個人的に印象に残ったのはコラムの内容でした。
たとえば、コラムには「リスクとリターンはセットでついてくる!」「 投信を買うならiDeCoやつみたてNISAを活用しよう!」「ファイナンシャルプランナーをどう選ぶ?」などの項目で、竹川さんが読者に伝えたいポイントがはっきり書かれています。
コラムにきちんと著者の考えが示されているので、どのような思いでこの本を書いているのかがわかります。竹川さんの本をほとんど読んでいるので、逆にコラムの内容が新鮮でおもしろかったです。
この本の特徴はタイトルの通り、「はじめての『投資信託』入門」です。
この本を読めば、投資をしたことがない貯金一辺倒の方でも、投資への一歩を歩むことができると思います。
長期でお金を育てる
この本の冒頭でこんなフレーズが出てきます。
投資先を分散、長期で保有して「お金を育てる」
これが感覚で理解できる人が増えるといいですね。
まさにこのブログでも伝えたい「長期でお金を育てる」ためのノウハウです。
それがこの1冊にまとまっています。
前書はAmazonで49の感想がつき☆4.1という高評価です。
投資の基本を理解したいと思っている方におすすめできる一冊になっています。
参考リンク:
積立投資をはじめるなら「つみたてNISA」です。非課税のメリットや使い方を学びたいなら竹川美奈子さんのこの一冊です。
所得税控除のメリットは絶大です。所得がある人ならiDeCoですが、地雷商品が多いのもiDeCoの特徴です。iDeCoを学ぶならこの一冊だと思います。
お金の基本を学ぶならこちらです。学校ではお金の基本を学ぶことができませんので、自分できちんと学んでいきたいですね。