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お金の不安を解消するための処方箋。—『まだ間に合う 老後資金4000万円をつくる! お金の貯め方・増やし方』(川部紀子著)

time 更新日:  time 公開日:2018/07/23
お金の不安を解消するための処方箋。—『まだ間に合う 老後資金4000万円をつくる! お金の貯め方・増やし方』(川部紀子著)

川部紀子さんの新刊を読みました。

本書の特徴を一言でいえば、お金の不安を解消するための処方箋です。年金制度や確定拠出年金のメリットなどについて、わかりやすく解説してくれる一冊になっています。

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著者の川部紀子さんとは

著者の川部紀子さんは札幌でファイナンシャルプランナー・社会保険労務士として活躍されている方です。

札幌のテレビやラジオにも出演されていて、つみたてNISAやiDeCoの基本について個人投資家目線でわかりやすく語ってくれています。

私もAir’Gのリスナーとして楽しんでいる一人です。

月曜13時の松尾亜希子さんの番組「Sparkle Sparkler」での様子をブログでご紹介したこともありますが、その率直な語り口が魅力の川部紀子さんです。

 

本書の構成

今回の新刊は、資産形成を始めてみたいけれど基本的なことがわからないし、漠然としたお金の不安でお金をとにかく貯めないとダメかも…と思っている人に、将来の見通しを立てることができる内容になっています。

本書は5章構成です。目次をみてもらうと内容がわかると思います。

第1章  これが結論! 老後資金はこれだけかかる
 1| 人生の三大支出は「住宅」「教育」「老後」
 2| そもそも「老後」は何年ある?
 3| 老後の必要資金は「1億円」の根拠
 4| 年金はいくらもらえる?
 5| 公的年金の仕組みを理解しよう etc

第2章  貯める前に! お金のつくり方はこれだけある
 1| 退職金を無視して不安になっても仕方ない
 2| 退職金はいくらもらえる?
 3| 親の遺産があれば貯める必要なし?
 4| 母親の資産をざっくり確認する話術
 5| 共働きなら貯蓄ゼロでも問題ない? etc

第3章  貯める・増やすなら確定拠出年金が絶対最強
 1| 貯めるなら確定拠出年金! 
 2| 3階は確定給付か確定拠出か?
 3| 確定拠出年金ってどんな制度?
 4| 60歳まで引き出せないことが最大の魅力
 5| 60歳前に仕事が変わったらどうなる? etc

第4章  はじめての「資産運用」に挑戦する
 1| 元本確保型商品100%では目減りの恐れ
 2| 初めての投資は、確定拠出年金で始めるのがベスト! 
 3| 確定拠出年金の商品選び! 
 4| 利息や儲けに対して税金がかからない! 
 5| 「リターン=儲け」「リスク=危険」ではない etc

第5章  貯める・増やすを助けるもの、阻むもの
 1| 実際みんなどのくらい貯めている?
 2| 生命保険の加入が最低限でいい理由とは?
 3| 生命保険の安易な解約は禁物?
 4| 家は賃貸・購入どっちがいい?
 5| ふるさと納税はやらなきゃ損? etc

第1章と第2章でお金の見通しをつけて、第3章と第4章で資産運用の基本について教えてくれるという内容です。

最後の5章では、保険やふるさと納税など、お金にまつわる素朴な疑問についても教えてくれます。

本書の特徴

本書の特徴は、次の3つにあるように思います。

第1は、将来に必要なお金をそれぞれの立場から計算できるように工夫されているところです。

本書の最大のセールスポイントは第1章と第2章でしょう。第1章において、年金制度を前提にそれぞれの立場で老後資金としていくら必要かを見通しできる構成になっています。

第1章でざっくりと必要資金を把握したうえで、第2章において、退職金や相続の可能性などのお金の見通しについて計算できる構成になっています。

つまり、将来準備すべき金額がそれぞれの立場から計算できるのが本書のセールスポイントだと思います。

第2は、年金や相続などの基本的知識について丁寧に説明されているところです。この本を読めば、多くの人が理解できていない年金制度の基本を理解することができます。サラリーマンとして働いていた場合にどれぐらい年金がもらえるかをイメージすることができます。

日本の年金制度は、給付水準がかつてより下がるとはいえ、諸外国と比較してもよくできた制度です。年金の繰り下げ支給のメリットなどについても、第2章の段階でわかりやすく提示してくれる構成になっています。

第3は、それでも資産が足りない時にお金を増やす手段として確定拠出年金と「つみたてNISA」が紹介されているところです。

第3章と第4章がそのパートです。企業型確定拠出年金やiDeCo、「つみたてNISA」の活用についてその概略が紹介されています。

それ以外にも、第5章も興味深い内容でした。生命保険や医療保険の使い方、リボ払い、カードローンのデメリットなどについて丁寧に書かれています。

借金や保険などでお金が増えない行動をしてるうちはお金をたまりません。理解すれば当たり前のことなのですが、そこが理解できてない人も多いように思います。

契約日が古い生命保険のなかには、お宝の保険もあるといいます。資産形成の方法や損をしない生活の仕方も含めて、お金の基本を丁寧に解説している一冊だと思いました。

お金の不安を解消する本

本書が伝えたいメッセージは、はしがきのところに書かれているような気がします。

現段階で分かることを確認して、できる対策を打っておけば、お金の不安から解消され「自由」になれる人はたくさんいます。

…ですから、不必要な節約や漠然とした貯蓄から卒業して、もっと楽しくお金を使ってほしいと思います。

将来の見通しがなくて貯金一辺倒のご家庭も多いと思います。

本書のメッセージを一言でいえば、「不必要な節約や漠然とした貯蓄から卒業して、もっと楽しくお金を使おう!」というものです。

将来のお金について見通しを計算してみることで、現在の生活で前向きにお金を使う大事さを伝えてくれています。

川部さんらしいメッセージだと思いました。

本書全体が率直に語りかけてくれる感じです。この率直な感じは道民には非常によく馴染みます。他県の方でも率直な語り口が好きな方も多いと思います。

率直にすっきりとお金の不安を解消してくれる処方箋となる一冊に仕上がっています。

 

 

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なるたく

なるたく

40代会社員です。2012年からインデックスファンドで積立投資を続けています。「はじめての人にもわかりやすく」をモットーに、シンプルな積立投資の方法と経験を書くことで誰かのお役に立てないかと思い、ブログをはじめました。札幌市在住。



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