2021/08/13

三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を新規設定します。
1本で世界に投資できるというインデックスファンドになります。名前のとおり、日本が除外されています。
「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の特徴をまとめてみたいと思います。
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eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
このファンドは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託です。
信託報酬は税込0.15336%(税抜0.142%)です。
これは低コストですね。0.15%程度の信託報酬で新興国株式も含めて投資できるのは魅力的です。
2018年3月19日に設定予定です。
従来からある「eMAXIS全世界株式インデックス」のSlim版ということになります。
こちらは税込0.642%(税抜0.6%)です。
こちらも現時点で73億円以上を集めている人気の投資信託です。
従来商品と同じコンセプトでありながら、Slimシリーズにすることで、コストを約3分の1にしたということになります。
「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」とは
このファンドに採用されている指数は、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円換算ベース)」というものです。
私も利用していませんし、あまり馴染みがない人も多いかもしれません。
特徴は、日本が含まれないことです。「eMAXIS全世界株式インデックス」の報告書を参考にすると、こんな対象に投資できるファンドになります。
先進国株式と新興国株式の配分比率
先進国株式クラスと新興国株式クラスの配分比率は、現時点で先進国株式クラスが86.89%、新興国株式クラスが13.12%です。
時価総額比率で組み合わせをしています。
先進国株式クラスがメインにしつつ、先進国株式クラスと新興国株式クラスを1本で買ってくれるということですね。
組入対象と組入銘柄数
アップルやマイクロソフト、アマゾンなどの先進国株式クラスを中心にすえて、新興国株式クラスのテンセントやアリババも少しブレンドするという配分です。
2,167銘柄に分散投資できます。1本で世界にうまく分散投資できますので、フィットすればよくできたコンセプトの指数です。
騰落率の比較
過去のリターンとリスクはこのような感じです。
この時期は、先進国株式クラスが強く、新興国株式クラスがもう一歩の時期でした。その動きをそのまま反映した感じになっています。
1本でシンプルに資産形成できるファンド
先進国株式クラスを中心に投資がしたいけど、新興国株式にも投資しつつ、1本でシンプルに積立投資していきたいという方には、いいインデックスファンドだと思います。
日本はいらない、と割り切れる人にはありな選択肢だと思います。
ひたすらこの1本で投資していけば、時価総額で追随していきますから、新興国株式クラスの将来の期待も含めて、世界に向けて投資できます。
日本も入れて全世界に投資したいという方は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」でしょうか。
三菱UFJ国際投信は頑張っていますね。2つの価格を設定する戦略は、経営的にプラスのようです。
個人投資家は、きちんと情報を集めて「eMAXIS Slim」シリーズを選びたいですね。
以上、世界に投資できる「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が登場!…という話題でした。
参考リンク:
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」もシンプルに資産形成できるファンドです。日本も含めて全世界に投資したいならこちらです。
大事なのは世界中の企業の株主になることです。インデックスファンドを使えばかんたんです。
世界に向けて投資をすることが重要です。短期的には変動しますが、長期的には世界経済は成長する予測です。