2021/08/13
積立投資をするうえで重要な基本原則があります。
それが「バイ・アンド・ホールド」です。先日のコツコツ札幌で大佐と意見が一致しました。
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バイ・アンド・ホールドが積立投資の大原則
先日のコツコツ札幌で大佐とビールをひたすら飲みながら話をしました。
大佐は言います。「なぜ売ってしまう人が多いんだろう。」と。
大佐は、以前のオフ会でも名言を披露しています。
大佐の
【米株なんて売る理由ないでしょ、なんで売るの?】
という名言、胸に刻んでいます⭐️— はちどう@アメリカ株ブログ (@8do9do) 2017年11月11日
コツコツ札幌でも熱かったです。
「他の人のブログ見てると売っている人多いですよね。売らないと決めたのなら、売らないのが基本でしょ!」と。
そうです。私もそう思います。「バイ・アンド・ホールド」が積立投資の大原則です。
ということで今日の本題です。「バイ・アンド・ホールド」の基本を確認してみたいと思います。
バイ・アンド・ホールドとは
バイ・アンド・ホールドとは何か。
wikipediaにつぎのように解説があります。
バイ・アンド・ホールドとは、投資家が証券を購入後、長期に渡り保有し続ける投資戦略の事である。
そうです。buy(買う)and hold(保有する)ですね。
Wikipediaにはその理由が解説してありますが、かんたんにまとめると、ポイントは3つありそうです。
1つ目は、市場が効率的にできていると考えられるからです。効率的市場仮説という考え方ですが、かんたんにいえば、「長期的に見れば、金融市場は良い利率のリターンを与える」ということです。
長期でならせばリターンが上がるなら、保有を続ければいいということになります。下手に売るより、保有を続けたほうがリターンが高まるというのがひとつの考え方です。
2つ目は、行動経済学の観点です。
投資で利益をだす鉄則はなんでしょうか。そう、「安く買って高く売る」ですね。
しかし、多くの人が、安く買って高く売ることができません。多くの人が「高く買って安く売ってしまう」のです。株価が下がったときに狼狽して売ってしまうのがその典型です。それでは資産は大きくなりません。ですのでバイ・アンド・ホールドです。
3つ目は、コストです。売買を繰り返せば手数料や税金がかかってしまいます。ホールドするのが手数料コストを最も低くします。
積立投資の話題というと、資産配分や「iDeCo」や「つみたてNISA」などの非課税制度が話題になりますが、積立投資では「バイ・アンド・ホールド」が最も重要な基本原則だと思っています。
頭でわかっていても難しいのが「バイ・アンド・ホールド」
説明してしまえばかんたんなのですが、実践するのが思った以上に難しいのが「バイ・アンド・ホールド」です。
なぜか。それは人が「感情」で動いてしまうからです。
下落相場で多くの人が売ってしまいます。いわゆる狼狽売りというものです。
また、信託報酬が安い商品がでると乗り換える人もいますが、私は乗り換えた場合でもバイ・アンド・ホールドです。
ボッタクリ商品なら即売却ですが、バイ・アンド・ホールドが積立投資の大原則だと思います。
売らないって決めたんだから、売らないの!!
コツコツ札幌の後、大佐が新しいエントリーをアップしています。
いいですね。積立投資をはじめたのなら、売らないことです。
たとえるなら「もっと膨らむはずの風船を途中で割ってしまう」のと同じです。資産が大きくなる前に売ってしまうのは、もったいないことなのです。
唯一の例外は、上昇相場でリバランスを実行するときでしょう。売らないでリバランスをするノーセルリバランスという方法もあります。
そして、売っていいのは、最終的に利益を確定してお金を使うときです。
頭でわかっていても、感情で実践するのが難しいのが「バイ・アンド・ホールド」ですが、「バイ・アンド・ホールド」を積立投資の大原則だということを、自分自身に納得させておきたいですね。
以上、バイ・アンド・ホールドが積立投資の大原則…という話題でした。
参考リンク:
多くの個人投資家が市場平均に勝てないただ1つの理由は、バイ・アンド・ホールドを実践できないからです。アメリカ人も同じです。世界的に同じ傾向です。
自分の感情にまかせていては、資産は築くことはできません。このあたりの理解の浸透ができていないのも、長期の投資家が育たない理由でもあります。
もちろん、リバランスをするときは売却することもあります。私も2年半ぶりにリバランスを実行したときには売却しました。
私自身のバイ・アンド・ホールドの唯一の例外は、現行NISAへの対応です。非課税期間が5年の現行NISAの保有商品は、やむなく売却しています。バイ・アンド・ホールドがやりにくい現行NISAとは、今年でお別れです。