2021/08/13
積立投資とは、まさにドラゴンクエストです。
最近、その思いを強くしています。投資が怖い…と思っている人が多いですが、冒険をはじめてみないことには様子がよくわからないのはドラクエと同じです。
積立投資とは何か。どこがドラクエと似ているのか。少し書いてみたいと思います。
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ドラクエは冒険の旅
先日、すぎやまこういちさんのコンサートに行ってきました。
ドラゴンクエスト3のコンサートです。
ドラゴンクエストⅢのコンサート鑑賞中。#すぎやまこういち さんが全曲指揮。さすがLV86、格が違う。 #ドラゴンクエスト pic.twitter.com/mZGIdeMNyU
— なるたく(loloinvestors) (@loloinvestors) 2017年9月17日
「こんにちは。すぎやまこういちレベル86です。」
この一声からはじまったコンサートは、まさに素晴らしいの一言でした。
【本日9/17ドラゴンクエストの世界より】
指揮とお話/すぎやまこういち
すぎやまこういち:交響組曲「ドラゴンクエストⅢ」そして伝説へ…より
ロトのテーマ、王宮のロンド、戦いのとき、おおぞらをとぶ、ゾーマの城、そして伝説へ 他
@札幌コンサートホール Kitara#都響 pic.twitter.com/lEfM57lVZ4— 東京都交響楽団 (@TMSOnews) 2017年9月17日
すぎやまこういちさんが全曲指揮です。東京都交響楽団の演奏も素晴らしかったです。
おおぞらをとぶ、ゾーマの城、そして伝説へ。まさに少年時代の冒険の旅が蘇る夢のような2時間でした。
「おおぞらをとぶ」を聴くと、血が騒ぐ人も多いのではないでしょうか。
今回、私はすっかりドラクエを夢中でやっていた頃の気持ちにもどることができました。
積立投資とは、ドラクエである
積立投資はドラクエと似ています。
どこがどう似ているのか。いくつか共通点があります。
- 経験してレベルアップする
- 敵がでてくる
- 仲間がいる
- 冒険の目的がある
どういうことか、説明したいと思います。
経験してレベルアップする
1つめは経験してレベルアップするところです。
投資をはじめた最初は、右も左もわからないと思いますが、積立投資を続けるうちにインデックスファンドの仕組みがわかってきます。そして、世界経済と自分のお金がつながっていることも体感できます。
ドラクエをやったことがある人ならわかると思いますが、冒険をして敵を倒さないことには経験値は上がらないのです。
積立投資も同じです。1年もすると「投資が怖い」と思っていた自分とは、違った自分になることができます。
積立投資も経験してレベルアップするのです。きっと、積立投資をしてしばらくすると、ドラクエのレベルアップのメロディーが頭の中で鳴ると思います。
敵がでてくる
2つめは敵がでてくることです。
敵というのは下落相場のことです。直近の敵は2016年のBrexitが比較的大きな下落でした。
語られる伝説のモンスターは「リーマンショック」でしょう。
「リーマンショック」を乗り越えた勇者はブロガーにも何人もいます。そこでは、生活防衛資金や安全資産の確保などの、防御の重要性が語られます。
敵がでてくるといっても、個人投資家がやることは基本的にありません。
積立投資で敵に勝つというのは、とにかく「積立を続けること」です。自動で積立設定をしておくことが重要です。不安に負けずに自動積立を続けていけば、いつの間にか敵は力を失っていきます。
相互リンクしていただいているじゅん@さんの武勇伝が参考になります。
仲間がいる
3つめは仲間がいるということです。
下落相場という敵にあうのは、インデックスファンドで積立投資をしている人なら、基本的にみな同じタイミングなんですよね。
それに気づいたときには私は目から鱗でした。下落相場にいるのは自分だけじゃないと思えると、恐怖心というのは違ってきます。
インデックス投資のオフ会で仲良くできるのも、基本的に同じ方向を向いているからだと思います。
冒険の目的がある
4つめは冒険の目的があることです。
ドラゴンクエストの目的はラスボスを倒すことです。
積立投資は、冒険をしながら資産形成をすることです。自分の評価額は上下しますし、時には不安な状況におかれることもあります。
ですが、続けることで資産形成ができるツールがインデックスファンドです。
バランス型投資信託1つで積立をするだけでも、普通預金では絶対に達成できないリターンを得ることができます。
リターンを得るには、時間を味方につけることが条件のひとつになります。
誰もがレベル1からスタート
今日、毎日新聞で積立投資をスタートさせた記者の記事が掲載されていました。
新聞記者の月5,000円の積立投資体験記。4資産で債券6割という極めて慎重な資産配分。投資が怖いという気持ちは、新聞記者でも経験で乗り越えるしかない。/資産運用:記者もスタート、積み立て投信 老後不安の解消は? – 毎日新聞 https://t.co/AP38CnJGpH
— なるたく(loloinvestors) (@loloinvestors) 2017年9月22日
記事を読んでもらえるとわかりますが、記事から記者の方の試行錯誤の雰囲気が感じられます。
「1回の飲み代」と思える月5,000円からスタートするのも、とてもいいことだと思います。
積立投資は、誰もが最初はレベル1からスタートするのです。
私も2012年にレベル1からスタートしました。
私がはじめた2012年の頃より投資環境はずっとよくなっています。低コストのインデックスファンドが充実しましたし、はじめての人にもわかりやすい良心的な投資本も手に入るようになりました。
低コストのバランス型投資信託が登場したのも最近のことです。今では、バランス型投資信託1本でも十分に資産形成が可能になっています。
金融庁が良心的な投資信託のみに対象を限定してくれる「つみたてNISA」も、2018年1月からはじまります。「つみたてNISA」なら「呪われた武器」を持つリスクがなくなります。
誰でも冒険ができる環境が整いつつあります。
積立投資のメリットはリスクを想定できること
勘違いしてはいけないのは、こうした冒険は「インデックスファンド」だからできるというところがあります。
他の投資法ではそうはいきません。個別株なら株をリサーチする能力が求められますし、FXはそもそも投資ではないと思っています。
大人になってから、ある程度のリスクのなかでできる冒険があります。
それがインデックスファンドを使った積立投資です。積立投資ならリスクを事前に想定することができます。
積立投資の一歩を踏み出せる人が増えるといいなと、すぎやまこういちさんの音楽を聴きながら思ったのでした。
積立投資で冒険ができる仲間が増えるといいですね。
以上、積立投資とは、ドラクエである…という話題でした。
参考リンク:
積立投資という冒険をするなら、冒険の書を読みましょう。良い本がたくさんでています。
間違ってはいけないのが証券会社です。低コストの投資信託が購入できる証券会社は限られています。
積立投資の大原則は、長期・分散・積立です。そして、一番難しいのは「市場に居続けること」です。それさえできれば、資産形成は誰でも可能だと私は思います。