2021/08/13
本多静六の本は、蓄財の方法だけではなく、人生を豊かにする考え方を学ぶことができます。
今回、すきまの時間にkindle unlimitedでまとめ読みをしました。
そこで、kindleで読める本多静六の一連の本をご紹介したいと思います。
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私の財産告白
投資を考えるなら「私の財産告白」は必読の書です。
第1に、4分の1を天引き貯金すること。
第2に、いくらか貯まったところで、巧みに投資に回すこと。
第3に、ムリをしないで最善を尽くし、辛抱強く時節の到来を待つこと。
4分の1貯蓄の方法は蓄財の根幹になります。
そして、改めて読んでみておもしろかったのが、天丼のエピソードです。
天丼が美味しかったから、その後に倍にして天丼2杯を食べてみたところ、それほどうまくもなかったといいます。生活に使えるお金が2倍になったとしても、幸福は必ずしも2倍にならないのです。
人間の幸福は、何によってきまるのか。本多静六はこういいます。
人間の幸福は、現在の生活よりも、動きの方向が上り坂か、下り坂か、上向きつつあるか、下向きつつあるかによって決定されるものである。
このエピソードから、お金だけでは必ずしも幸福感を得られないことがわかります。
積立投資をするうえでも、一般人が資産を作る方法を学べる貴重な一冊です。
人生計画の立て方
日々の取り組み方が学べるのが「人生計画の立て方」です。
日々の小さな成果、それは1年と積まれ、5年、10年と積み重ねられて、やがては自分の最善の知能と努力を完全な計画遂行に導いていく、偉人傑士の大業にしても、多くは日々、一歩一歩の努力の集積の上に打ち立てられたものであって、…必ず高度な計画性の活用のあったことが見出されるのである。
何をするにも、計画の上で行うことが重要であることがわかります。
本多静六は120歳まで生きることを想定して人生計画をたてていました。
人生を前向きに歩む方法を学べます。
私の生活流儀
健康長寿法について書かれたのが「私の生活流儀」です。
印象に残ったのはこの一文です。
人間は決して自然に耄碌(もうろく)しない。人為的に耄碌するのだ。人間は耄碌するから働けないのではなく、働かないから耄碌するのだ。いよいよ倒れるまで働学併進を楽しむことが、最大最良の健康長寿法である。
この文章からわかることは、耄碌してしまうのは自分次第だということです。
人生を楽しむことが大事だといいます。いつまでも元気で前向きに取り組みたいですね。
人生を豊かにする言葉
本多静六のさまざまな名言をまとめたのが「人生を豊かにする言葉」です。
名言と解説がまとめてあって、本多静六の考え方をわかりやすく理解できる一冊です。
人間奮起するのに、いまからではもうおそいということは決してない。
本人一代のうちに余年がなければ、きっとだれかが代わってこれを完成してくれる。
志は人に伝染します。もう年だからと、生きるスケールを縮める必要はないと教えてくれます。
本多静六の著作をkindleで読む
投資をするなら本多静六の生き方は参考になります。
東京大学教授として活躍し、知れば知るほど頭脳明晰で非凡な才能の持ち主であることがわかります。ですが、計画を立てて日々の努力を怠らず、前向きに人生を歩むことが大切なのは、誰にでも共通するところです。
長く読み継がれている本には価値があります。
kindleで購入すれば安く読めますが、今回、私はkindle読み放題サービスのkindle unlimitedを利用して読みました。
無料で30日間、対象の本を全ページ読めるお試しができますので、これを機会にkindle unlimitedを試してみるのもひとつです。
投資をするなら、先人の知恵を味方につけたいですね。
以上、本多静六の本に学ぶ人生を豊かにする方法…という話題でした。