2021/08/13

テレビ東京で放映されたカンブリア宮殿を観ました。
「ひふみ投信」に代表されるレオス・キャピタルワークスの藤野英人さんが登場です。
アクティブファンドの思想や現場の雰囲気がよくわかる番組でした。
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番組内で印象に残ったコメント
番組を観ていて印象に残った藤野さんのコメントを紹介したいと思います。
投資信託の特徴
投資信託について藤野さんは次のように述べています。
1つの株を買うよりははるかにリスクが小さい
投資信託との特色は、小口で買えて比較的分散して投資しているから
リスクが小さいところにメリットがある
投資信託のメリットは分散投資です。
こうやってテレビ番組で啓蒙してくれる人がいることが重要です。
レオス・キャピタルワークスの思想
そしてレオス・キャピタルワークスの思想がわかったのがこのコメントです。
北海道から沖縄までいい会社がたくさんある
そういう会社を見つけてたくさん投資をして
その会社が伸びていくお手伝いをしたい
それによって多くの人が
また喜んでいく循環をつくりたい
きれいごとではなく
そのように考えて行動することが
実はすごくお金も儲かるし
投資される会社もハッピーになる
誰も損をする人がいない
なるほど、レオス・キャピタルワークスの投資信託は、村上龍さんがいう「信頼と希望のファンド」という言葉が似合うアクティブファンドです。
ひふみ投信の生命線は「観察眼」
番組を観て思ったのは、レオス・キャピタルワークスの生命線は「観察眼」だということです。
番組内で藤野さんは次のようにいいます。
フラットな気持ちで会社訪問して
“この人面白いな”という気持ちがすごく大切
それを探しに行っている感じ
番組全体がその「観察眼」に着目した構成でした。
また、レオス・キャピタルワークスのホームページにあるこのメッセージにも、この企業の思想がよくわかります。
お客様の利益の追求のみならず、大切なお金を成長する企業に投資し、新たな商品やサービス、雇用が生み出され、私たちの生活を豊かにする経済循環が生み出されていることが実感できる内容に編集されていることを願っています。
番組を観ましたが、そういう編集になっていたと思います。本社の様子も紹介されていて、興味深く観ることができました。
国際分散投資が常識に
番組の後半には、投資に考えがいかない日本の苦い経験も映し出されました。
「投資は悪」だという考え方が日本の成長を阻害しているという指摘があり、その点は共感しました。
ひふみ投信は良心的なアクティブファンドです。日本の企業に投資するなら、「ひふみ投信」はひとつの選択肢になると思います。
「ひふみ投信」の特集ですのでやむを得ないのですが、投資の必要性を番組で取り上げるなら指摘してほしかった点があります。
それは「国際分散投資」という発想です。
成長の可能性は日本に限らず世界全体にあります。
「低コストの投資信託で資産形成」をすることが、普通の人ができる資産形成の手段だということが世の中の常識になったらいいなと、番組を観ながら思いました。
思った以上にいい番組でした。
ひふみ投信を資産形成のきっかけにするのも選択肢のひとつですね。
以上、「ひふみ投信」の藤野英人さんのカンブリア宮殿を観ました…という話題でした。
参考リンク:
運用リスクを減らす方法は「卵は1つのかごに盛るな」です。金融商品と時間を分散するのが投資の基本です。
番組では高校の先生に投資についてレクチャーする場面がありました。アメリカ、イギリス、日本の金融資産の違いは、金融庁が指摘していた部分です。多くの人の基礎知識になるといいなと思います。
「ひふみ投信」に興味がある方は、個人型確定拠出年金(iDeCo)で「ひふみ年金」を買うという選択肢もあります。iDeCoを利用すれば、所得税控除のメリットも得ることができます。