2021/08/13
アメリカの次期大統領にトランプ氏が決まって以降、上げ相場が続いています。
11月25日の東京株式市場で日経平均株価が、2016年1月4日の年初来高値(1万8450円98銭)を一時上回ったといいます。
こんな相場をどう見ていけばいいのでしょうか。ちょっと考えてみたいと思います。
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上昇相場でインデックス投資はどうなるか
上昇相場でインデックス投資はどうなるのでしょうか。
私も積立をしている「世界経済インデックスファンド」のチャートでみてみましょう。楽天証券で積立ランキング上位のバランス型投信です。
上のグラフは3ヶ月の期間での基準価格の推移です。
ここ数日で各資産クラスがプラスに転じ、評価額が急上昇しました。
みなさんの証券口座も数ヶ月前と比較すれば、プラスに転じている方がほとんどだと思います。
最近積立投資をはじめた方は、はじめての急上昇の相場に、自分の資産評価額も上がって嬉しい気持ちになっていることでしょう。
積立投資を続けることで、銀行預金とは比べものにならないリターンが生まれる可能性があることが実感できると思います。
経験してみてわかることがあります。急激な上昇も経験のひとつです。
期間を変えると景色が変わる
短期では急激な上昇にみえたところですが、期間の設定を変えると違った景色に見えます。
せっかくですので、世界経済インデックスファンドのパフォーマンスで、期間を少しずつ伸ばしてみたいと思います。
1年の基準価格
この1年は低調だったことがわかります。
3年の基準価格
3年の基準価格でみると、最近のトランプ相場はそれほど大きな上がりでもない感じもします。
5年の基準価格
5年の基準価格です。トランプ相場の短期の上がりはほとんどわからないレベルです。
設定来の基準価格
設定来の動きです。世界経済インデックスファンドは設定来、大きな流れで高いパフォーマンスを発揮してきたことがわかります。
ここ1ヶ月のトランプ相場は大した話ではないことがわかります。
上昇相場でも落ち着いて積立投資を続けたい
上げ相場になると、気が大きくなってリスク資産を増やしたり、利益確定に走ったりする方がいますが、急激に上がるということは、急激に下がる相場も今後経験することになります。
相場に一喜一憂しないということが大切です。
リターンを大きくしたいなら、「時間を味方につける」ことも大事です。そのためには、どんな相場でも積立投資を続けられるポジションを維持することが大事です。
私は、上げ相場の局面では安く仕込めませんので、普段、投資のことはあまり考えていません。最近は、どちらかというと下げ相場のほうが嬉しいという境地になっています。
最近思うことは、自分の証券口座にマイナスが並んでいる時期が、積立投資の一番の仕込み時期だということです。
仕込んで、熟成させて、リターンを得る…積立投資はお酒を作る工程のようなプロセスに似ています。
こういう相場なら、いつも通りに自動で積立をして、それ以外はほったらかしです。仕事や家庭生活に注力したいと思います。
以上、トランプ相場でも、落ち着いて積立投資を続けたい…という話題でした。