2021/08/13
個人型確定拠出年金(iDeCo)でも当然、投資信託の信託報酬がリターンに大きく影響します。
今日の日経新聞夕刊に掲載された田村正之さんの記事がわかりやすかったので紹介します。
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30年の運用で手数料はどれくらいになるか
iDeCoでは60歳まで積立をすることになります。
記事では、外国株投信を対象に毎月2万3000円(企業年金のない会社員の上限額)を積み立てた場合を試算しています。
SBI証券の場合
SBI証券の外国株インデックスファンドの信託報酬は年0.23%です。
年4%で運用できた場合、30年間でも信託報酬の合計は43万円と試算しています。
A銀行の場合
信託報酬が1.03%と割高のA銀行の場合、同じ条件で、信託報酬の合計が174万円になります。
B銀行の場合
B銀行は、外国株ではコストが高いアクティブ型投信しかなく、信託報酬は1.9%という設定です。
そんな銀行、あるんでしょうか。こうなるとまさに山崎元さんがいう「地雷」です。
信託報酬の合計は30年で298万円だそうです。
コストがリターンに影響する
この試算でも、SBI証券のB銀行を比較すると、コストだけで30年で約250万円の違いになります。
これまで何度か信託報酬のコストがリターンに大きく影響することを記事にしてきました。
iDeCoでは長期運用になりますので、運用商品のコストが成績に大きな影響を与えます。
iDeCoは金融機関毎に購入できる投資信託が決まっています。慎重に金融機関を選びたいですね。